7月28日、熊本県で最大震度7を観測する地震が発生した。鹿児島では薩摩川内市、さつま町、長島町で震度5強を観測。地震から一夜明け、各地で被害の全容が明らかになってきている。

県内で震度5強、広い範囲で被害

鹿児島県内で震度5強を観測したのは薩摩川内市、さつま町、長島町の3地点。さらに出水市やいちき串木野市などでは震度5弱が記録された。

さつま町の宮之城中学校では、給食を搬入するコンテナ室の床に亀裂が入り、グラウンドの広い範囲で地割れが発生するなどの被害が確認された。

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薩摩川内市役所でも被害は深刻で、6階にある渡り廊下と別館をつなぐ部分が激しく損傷した。観光物産課では棚が倒れ、書類などが散乱する状況となった。

「今まで感じたことのない揺れだった」

薩摩川内市役所の職員は当時の状況をこう語った。

「(緊急地震)速報が館内に流れて、その後すぐちょっとずつ揺れ初めて大きい揺れになった。棚なども全部なぎ倒されて、座っていられない状況だった。今まで感じたことのない揺れだった」

緊急地震速報が鳴り響いてから間もなく激しい揺れに見舞われ、庁舎内は一瞬にして混乱に陥ったことが伝わってくる。

生後2か月の赤ちゃんにもけが

人的被害も出ている。薩摩川内市では、生後2か月の女の子の顔に倒れたテレビが当たり、軽いけがをした。小さな命が危険にさらされた事実は、地震の揺れがいかに突然で激しいものであったかを物語っている。

交通に乱れ、新幹線は全線で始発から運休

交通機関にも大きな影響が出ている。JR九州によると、九州新幹線は全線で始発から運行を取りやめた。県内のJR在来線は始発から通常通りの運行を続けているが、肥薩おれんじ鉄道は終日運行を見合わせている。

道路については、九州自動車道の県内区間における通行止めは解除されたものの、えびのICから益城熊本空港ICの区間では依然として通行止めが続いている。

今後1週間は同程度の地震に注意を

気象庁は、今後1週間ほどは同程度の地震が発生する可能性があるとして、引き続き警戒するよう呼びかけている。家の中の家具の固定や、非常用持ち出し品の確認など、あらためて備えを見直しておくことが求められる。

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鹿児島テレビ
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