高校再編の議論が進む中、来年度の富山県立高校全日制の募集定員が発表され、6校であわせて126人削減されました。ただ、2030年度末で閉校となる3校については定員は維持されます。

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34校148学級・5800人 前年より5学級減

来年春に中学を卒業する生徒は、8013人となる見込みで、前の年から94人減ります。

富山県教育委員会が23日に発表した来年度の県立高校全日制の募集定員は、34校148学級で5800人。前年度と比べて5学級126人減りました。

定員が削減されるのは6校です。魚津工業が10人、上市が40人、中央農業が10人、砺波工業が20人、南砺平が6人、石動が40人減りました。このうち南砺平をのぞく5校で、学級数が1学級ずつ減っています。

2027年度 募集定員(提供 富山県教育委員会)
2027年度 募集定員(提供 富山県教育委員会)

志願倍率0.89倍 8割以上の高校で定員割れ

県教委では近年の志願状況をもとに、中学の卒業予定者数から推計して定員を設定していますが、懸念されるのは年々進む“県立離れ”です。

県立高校の志願倍率は2年連続で1倍を下回っています。今年は0.89倍と全体の8割以上の県立高校で定員割れが生じました。

また、今年5月に県教委がとりまとめた現在の中学3年生への進路希望調査では、県内の県立高校全日制を希望する生徒は全体の77.5%。前の年の同じ時期と比べて273人減。割合にして2.5ポイント減と、調査開始以来最大の下げ幅となっています。

一方で、県内の私立高校や県外の国公立・私立高校に進学を希望する生徒の数は増えていて、公私比率の撤廃や私立の授業料無償化が影響しているとみられます。

2030年度末に閉校予定の3校は定員維持

こうした中で進む県立高校再編の議論。2030年度末で閉校となる見通しの富山西、大門、伏木の3校では、来年度入学の生徒が3年生に進級する際に募集停止となり、1年生が入ってこなくなります。

ただ県教委では、「在校生の教育環境の維持・充実を図るため」として、今回この3校では学級数と定員を維持しました。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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