今月7日にオープンした「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」が、開港後初めての3連休を迎え、多くの観光客で賑わった。限定グッズを求める人々で朝から長い列ができ、入場制限が設けられるほどの盛況ぶりだ。一方、のとじま水族館ではピカチュウとの撮影会が開催され、約400人が集結。人気キャラクターの力を借りた能登地方の観光地は、多くの笑顔で溢れていた。
ポケモン一色に染まった「空の玄関口」

7月7日にオープンした「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」は、開港から初めての3連休を迎え、朝から多くの人でにぎわいを見せた。空港の入り口付近から多くの人々が往来し、その目的地はポケモン一色に飾られた空港だ。訪れた人たちは、至る所にいるポケモンたちの写真を撮るなどして、ポケモンで埋め尽くされた空間を満喫していた。

以前の空港を知る来場者からは驚きの声が上がる。
「一回来たことあったんですけど、ポケモン空港になる前に。その時よりもすごく人が増えていてびっくりしました」
「こんなに人が多いのもびっくりですし、いろんなポケモンがいて写真いっぱい撮ろうかなと」
空港内は、まさにポケモンファンにとって夢のような空間となっているようだ。

「限定グッズ」求め朝から途切れぬ列
その人気を物語るのが、グッズ売り場の盛況ぶりだ。空港限定のポケモングッズを求めて、朝から常に長い列ができていた。グッズを取り扱う売店は入場制限が設けられ、取材をしていた午前中は列が途切れることはなかったという。

30分ほど並んだという客は「30分と言われてたけどそんなに長くは感じなかったです。早く進みました」と話し、手に入れたグッズに満足そうな表情を見せた。
「めっちゃいい。めっちゃかっこいいやつあったから」
「(何につける?)リュックとかにつけるかな?」
家族連れの客からは「ポケモンセンターとか行くたびに買わされるんです」といった微笑ましい声も聞かれた。

「ポケモンにまみれた3日間」弾丸ツアーも
この3連休を利用して、能登地方のポケモンスポットを巡るツアーに参加した人もいた。東京から訪れたという男性は、充実した3日間を振り返る。
「バスツアーも乗せてもらってきのうすごく楽しい思いをさせてもらいました。海岸線にあるニンフィアの縁結びスポットとか、和倉温泉もすごく良かった。ポケモンにまみれた3日間になったなっていったところですね」
男性は「10時半の飛行機に乗るのがすごく名残惜しい」と話し、空港を後にした。ポケモンとのコラボレーションは、能登の様々な観光地に足を運ぶきっかけとなっているようだ。

水族館の主役はイルカではなく…ピカチュウ
一方、能登半島のもう一つの人気スポット、のとじま水族館も多くの親子連れで賑わっていた。イルカたちが技を繰り出すたびに歓声があがるイルカショーも人気だが、この日の主役はイルカたちではなかった。

真夏の日中にも関わらず、館内には長い行列ができていた。そのお目当ては、大人気ポケモン「ピカチュウ」との写真撮影会だ。
この企画はポケモン・ウィズ・ユー財団の協力のもと、去年に続いて行われたもの。7月20日は午前と午後の2回撮影会が行われ、約400人がピカチュウとの記念撮影を楽しんだ。

約400人が記念撮影「会えると思わなくて」
撮影を終えた子どもたちは興奮気味に感想を話した。
「かわいかった。(どんなところがかわいかった?)おめめ」
「かわいかったし、もふもふしてた」

中には「会える時があると思わなくて楽しかった」と、予期せぬ出会いに喜びを爆発させる子どももいた。
館内では4カ所を巡るポケモンのスタンプラリーも実施され、ポケモンを目当てに訪れた来場者で終日にぎわっていた。

ポケモンの絶大な人気が能登地方に多くの人を呼び込んでいるが、ある観光客は「ポケモンのパワーはもちろんすごいけど、能登にそれだけ魅力があるからこれだけ人が集まるんじゃないか」とも話す。強力なキャラクターコンテンツが、地域の隠れた魅力を再発見させる起爆剤となっているのかもしれない。

(石川テレビ・7月20日放送)
