海外旅行先でトラブルを装い女性から大金をだまし取る。

恋愛感情を巧みに利用した“バカンス詐欺”で逮捕・起訴された男の裁判が16日に開かれました。

裁判を傍聴した被害者の女性は「やはりお金を取られたことに気付かなかった悔しさもありますし、モヤモヤがずっと止まらないというか」と語りました。

2026年1月、詐欺の疑いで逮捕された自称コンサルタントの「佐々木」こと千葉茂樹被告(41)。

マッチングアプリで知り合った女性から現金498万円をだまし取った疑いが持たれています。

「真剣に交際をしていた(千葉被告が)俺がタイに行きたいからバカンスで行こうみたいな」と語るのは、被害者の女性・Aさん。

千葉被告とは、2025年3月にマッチングアプリで出会い、結婚を視野に交際。

8月に、タイのビーチリゾート・パタヤに2人で旅行したといいます。

そのバカンス中、突如、千葉被告からの提案で別行動を取ることになり、歓楽街のバーで出会った女性とお酒を飲んでいたというAさん。

すると、その翌日にトラブルが発生。

滞在中のホテルに“謎の電話”が。

電話には千葉被告が対応したといいます。

被害者Aさん(30代):
あなたの彼女(Aさん)がきのう「売人と接触して大麻を持っている」と。「カバン見てみて」と言われ見たらごっそり入ってました。

カバンを確認すると、身に覚えのない“大麻らしきもの”が。

そして、千葉被告は、「逮捕を逃れるためには1000万円必要だと言っている」と口にしたといいます。

被害者Aさん(30代):
俺が500万円払うから、あと自分(Aさん)500万円頑張れる?みたいな。これは墓場まで2人の秘密ねみたいな。

Aさんは帰国後、千葉被告に約500万円を送金。

すると、そこから高圧的になるなど態度が一変。

不信感を覚え、警視庁に相談し逮捕に至りました。

“大麻らしきもの”は、千葉被告自身がカバンに入れたとみられています。

これまでの調べに対し、千葉被告は「犯罪事実は内容も違うし否認します」と供述。

そして16日、東京地裁立川支部で開かれた注目の裁判。

黒のTシャツに紺のハーフパンツ姿で法廷に現れた千葉被告は、詐欺容疑について問われると、「留保します」と述べました。

16日、法廷には被害者のAさんも傍聴に訪れ、イット!の取材に今の心境を明かしてくれました。

被害者Aさん(30代):
1年前までは普通に交際していると思っていた方が、被告人として連れてこられたのを見て、すごく不思議な気持ちになったのと同時に、今まで恐怖に陥れられたという思いが強い。でも今はもう恋愛感情が全くないので、とにかく重く裁いていただければ私としては気持ちが晴れますね。

また、千葉被告は別の詐欺事件でも追起訴されています。

被害者Aさん(30代):
器用だなって思いました。同時期に行われてるので、うまく立ち回ってるんだなって。