警察官などを装って嘘の電話をかけ現金をだまし取った疑いで、三重県に住む46歳の男が逮捕されました。

今回、詐欺の疑いで福岡県警に逮捕されたのは、三重・いなべ市の派遣社員・駒仁容疑者(46)。
カンボジアの拠点から神奈川県や愛知県に住む男女5人に警察官などを装った嘘の電話をかけ、合わせて約1000万円をだまし取った疑いが持たれています。

こうした警察官などをかたる詐欺電話が相次ぐ中、FNNは、詐欺が疑われる電話を受けた男性から実際のやりとりの音声を入手しました。

電話を受けたのは北九州市に住む40歳の男性です。

電話を受けた男性:
プラス(が付いた)番号だったら絶対出ないようにしているんですけども。(かかってきたのは)普通の番号だったので、もしかしたら仕事関係の番号なのかなと思って…。僕の名字も知っていて、「何々さんで間違いないですよね?」っていう形で…。関係者を洗っていて、リストに僕の名前が挙がっているみたいな話だった。

電話の相手は「兵庫県警のサトウ」を名乗り、男性の名前を確認した上で「資金洗浄」について話し始めます。

兵庫県警のサトウ:
マネーロンダリングといいまして、犯罪などで出た収益ですね、こういったものを他人名義の金融機関の口座の方を利用しまして、かなりの回数ですね入出金を繰り返し、犯罪で得た収益の出どころを分からなくするといった行為なんですけれども。

電話を受けた男性:
はい。

兵庫県警のサトウ:
この事件の被害関係者はかなりの人数いらっしゃいまして、姫路警察署の方だけでは手が足らない状況ですので、私の本部の方にですね、捜査協力要請を受けまして、Aさんにご連絡しております。で、この資金洗浄事件のことにつきまして、Aさんにお伝えしたい重要なことがございます。

電話を受けた男性:
はい。

兵庫県警のサトウ:
急なご連絡で大変申し訳ございませんが、今から身分証明書をお持ちの上、姫路警察署の方までお越しいただくことは可能ですか。

電話を受けた男性:
あ、わかりました。

男性は相手の求めをすぐに了承しました。
ところが、電話は突然切れたのです。

そこで、スタッフが男性の元にかかってきたという携帯番号に電話をかけてみました。
しかし、「おかけになった電話はお客さまのお申し出により現在おつなぎできません」とのアナウンスが流れ、電話は相手につながらない状態でした。

警察庁によりますと、「ニセ警察詐欺」による2026年の被害額は、5月末時点で403億2000万円に上っているということで、不審な電話には十分に注意することが必要です。

テレビ西日本
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