鹿児島県姶良市の中学校で起きたいじめ問題を巡り、姶良市教育委員会が「認識に誤りがあった」として説明を訂正した。道路をなめるよう強要される動画がSNSで拡散した事案について、担当者によるガイドラインの誤解が明らかになった形だ。

動画拡散で発覚したいじめの実態

問題の発端は、6月8日に撮影された動画がSNS上で拡散したことだ。動画には、姶良市の中学校に通う生徒が路上で土下座をしたまま、ほかの生徒にボールをぶつけられ、道路をなめるよう強要される様子が映っていた。

姶良市教育委員会は6月23日に会見を開き、この事案について「いじめの重大事態にあたる可能性がある」として、今後詳しい調査を行う方針を示していた。

姶良市教育委員会の会見(6月23日)
姶良市教育委員会の会見(6月23日)
この記事の画像(4枚)

「認識に誤りがあった」と説明を訂正

しかし、姶良市教委は7月13日、鹿児島テレビの取材に対し「認識に誤りがあった」と認め、6月20日時点で今回の事案がすでに「いじめの重大事態」に該当していたと説明を訂正した。

7月13日、姶良市教委が「いじめの重大事態に該当していた」と訂正
7月13日、姶良市教委が「いじめの重大事態に該当していた」と訂正

国が定める「いじめの重大事態」とは、被害生徒の生命・心身または財産に重大な被害が生じた疑いがある時点で判断されるものだ。ところが、担当者がこのガイドラインを正しく理解していなかったため、当初の説明が誤ったものになったという。

第三者委員会による調査が進行中

現在、弁護士や医師などの専門家で構成される第三者委員会が調査を開始しており、事実確認が進められている。地域の子どもたちの安全と、学校への信頼を取り戻すうえで、調査の行方が注目される。

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(4枚)
鹿児島テレビ
鹿児島テレビ

鹿児島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。