6月23日に出雲市の商店街で起きた大規模火災から3週間。
いまだ現場には焼け落ちたがれきが手つかずのまま残っています。
復興に向けた課題が山積するなか、支援の輪は確実に広がっています。
6月23日、出雲市の中心市街地で起きた大規模火災。
あれから3週間ー。
火災の激しさを今も生々しく伝える光景が現場には残されています。
福村翔平記者:
「近づいてみるとよくわかりますが、被災者個人で片づけられるレベルではありません。やはり重機による撤去が必要なことが分かります」
黒く焦げた柱。剥がれ落ちたトタン。
人が立ち入ることもままならない状態です。
現場周辺は車両の通行止めが続いていて、その影響で、商店街の中には、被害を免れた店舗でも営業を再開できないところもあるといいます。
中町商店会・石橋由行理事長:
「道に出ている瓦礫と落下の可能性のある瓦礫をなんとかしないといけない。そういう段取りをして、全面の営業再開を目指している」
出雲市は瓦礫の落下を防ぐため、バリケードの設置を決め、その費用として7月10日、2220万円を専決処分しました。
しかし、これは商店街の道路が市の管理であることから取られた措置で、焼け跡に残された瓦礫の撤去については、「原則として土地・建物の所有者が行う」としています。
行政主導の復興がなかなか進まない中、個人レベルで支援の輪は少しづつ広がっています。
現場から60メートルほど離れたところにあるマッサージ店、約8000円の施術料のうち50%を市に寄付するキャンペーンを火災の3日後から始めました。
マッサージ店「ラッキースター」・陶山信恵さん:
「2025年12月にオープンしたが、地元の人に協力していただいて開店できたので、恩返ししたいという思いで始めた」
これまでに約60人が利用し、寄付額は数十万円に上るといいます。
マッサージ店「ラッキースター」・陶山信恵さん:
「少しでも瓦礫の撤去や被災者の立ち直りに回してもらえるとありがたい」
復興への道のりが見通せない中、商店街の復活を願う多くの善意が寄せられています。
発災直後に立ち上がった復興支援のクラウドファンディングには、目標額の300万円に対して、14日の時点で2500万円近くが集まっています。
