おいしさや希少さから“黒いダイヤ”と呼ばれるクロマグロ。
その漁獲枠の拡大が議論される国際会議が開かれていますが、日本時間14日午後、主要国との間で合意に至らなかったことが明らかになりました。
2026年、日本近海で異例の豊漁が相次いでいるクロマグロ。
ところが、せっかくとれたマグロを海に放流する状況が各地で起きています。
大門漁港(四方)・門島衛漁労長:
“黒いダイヤモンド”と言われているが、今はもう「石ころ」。正直なところ邪魔。
この背景にあるのが“漁獲枠の壁”です。
クロマグロが海の中にどれだけ存在しているかを推定した資源量は、乱獲などの影響で一時1万2000トンと、歴史的な低水準まで落ち込みました。
このため、国際機関が厳しい漁獲規制を導入。
すると、2022年には資源量は約14万4000トンと、最も少なかった時の12倍にまで回復しました。
そうした中、先週から長崎市で行われている国際会議で太平洋クロマグロの資源管理を協議し、各国の漁獲枠についても議論しています。
クロマグロの豊漁で漁獲枠がすぐに埋まる事態を受け、日本は30kg以上の大型マグロの漁獲枠を今より25%増やすよう求める一方、安定した漁獲量を調整するため、小型マグロを6%減らすことを提案しています。
果たして、日本の提案は通るのか。
国際会議最終日の14日、運命の日を迎えました。
水産庁の担当者:
太平洋クロマグロの新たな管理方式と漁獲枠の設定は、集中的な審議が行われたが合意に至らず、引き続き協議することになった。
漁獲枠の拡大は合意に至らず。
この結果を受け、都内の海鮮料理店「田無漁港直売所」の早津茂久社長は「(クロマグロの漁獲枠拡大は合意至らず)えー、そうなんですか。残念な。枠が増えて量が増えればマグロ自体も安く提供できますし、おいしいの皆さんに喜んでもらえるんじゃないかと思っていました。(漁獲枠拡大)25%決まってみんなで万歳したかった。残念でした」と話しました。
