東日本大震災から15年。募金活動やコンサートなどを通し、東北の被災地を支援し続けている富山のボランティア団体「大空へ飛べ」が小矢部市の中学校で「いのちの授業」を開きました。
授業には宮城県名取市で語り部を行う丹野祐子さんを招き、石動中学校の全校生徒204人が出席しました。
講師の丹野さんは東日本大震災で自らも被災し、津波で中学1年生の長男と義理の両親を亡くしていて、震災の体験とそこから得た教訓が語られました。
*津波復興記念資料館 閖上の記憶 丹野祐子代表
「グラグラグラっと揺れたその時津波警報っていう言葉を私は耳にしている。でも怖くなかった。そして逃げなかったんです」
丹野さんが被災した宮城県名取市はかつて5500人ほどが暮らしていましたが、津波で923人が犠牲になりました。
「いのちの授業」を企画した富山のボランティア団体「大空へ飛べ」は募金活動やコンサートなどを通しこれまでの15年間、東北の被災地を支援し続ける中で語り部の丹野祐子さんとも交流を続けてきました。
丹野さんは地震が発生した当時のことや避難生活のことなどを話し、最後に「生きていることはあたりまえじゃないこと、他人事と思わずこの先いつか起きるかもしれないと考えるきっかけにしてほしい」という言葉で締めくくっていました。
東日本大震災を経験していない生徒たちは真剣な様子で話を聞き、防災への思いを新たにしているようでした。
*参加した生徒
「命っていうのは今はまだ当たり前に感じるんですけど、災害が起こった時にどうなってもおかしくないなって。命を大切にしたい」
*参加した生徒
「3月11日にどんなことがあって、どんな思いをした人がいるのかとてもよくわかった。冷静になって逃げたり、周りの人に呼びかけたり、そういうことを大切にしたい」
