未来の保育士を育てる福井市にある仁愛女子短期大学。いま、大学が作った動画がSNSで250万回以上再生されています。動画に込められた想いを取材しました。
仁愛女子短期大学が公開したのは、少女が優しく幼稚園の先生に寄り添ってもらう約5分のショートドラマ。SNSで公開されると、これまでに250万回以上再生されました。
動画を制作した仁愛短大は、保育士や幼稚園教諭の育成に力を入れています。
ショートドラマを制作しSNSで発信した理由について幼児教育学科長の増田翼教授は「全国的にいま、保育者になりたい中高校生が減っている中で、一人でも多く保育者になりたい人を増やすために、何ができるのかを広報チームと考えた」といいます。
10年前の調査では、県内の約6割の保育に携わる人材=保育者が仁愛女子短期大学の出身でした。
しかし、入学者数は減少傾向にあり、志願者は近年、定員割れをしている状況です。
そこで、保育を担う仕事の魅力を若者向けに発信しようと取り組んだのが、ショート動画の配信でした。
動画制作で大切にしたのは、保育者と子供の距離感。よりリアルな保育の現場を描くため、細かい表現にまでこだわりました。
目で直接は見えない部分にも、保育者の魅力が詰まっていると増田教授は語ります。「主人公の美玲ちゃんは最後、将来は幼稚園の先生になりたいという。何でなりたいと思ったのか?美玲ちゃんの心のどこに何が刺さったのかを改めて見ると、保育者はすごいと気が付けるはず」
幼い少女が、保育者という夢に向かって歩みだす姿を描いたストーリー。約2分と3分の2本の動画に、その魅力を込めました。
実際に保育者を目指す学生たちも、小さい頃に同じような経験をしているようです。
保育者を目指す学生は―
「一緒に遊んだ先生のことはよく覚えているので、私も子供と一緒になって楽しく遊べる先生になれたら」
「入園当初、幼稚園に行きたくなかったけど、毎朝(保育者が)抱っことかで寄り添ってくれて保育園に慣れて楽しくなったので、親身になって寄り添っていけるような保育者になりたい」
子供の頃に出会った先生への憧れをテーマに作られた動画に、予想以上の反響が広がっています。
