タイの首都バンコクの飲食店で火災が発生し、少なくとも27人が死亡しました。
火災発生時の映像では、店の入り口から猛烈な炎が噴き出し、走って逃げる人たちの様子が確認できます。
店の外は白い煙に覆われ、その後、炎が噴き出していた入り口からは大量の黒煙が立ち上っていました。
現地当局などによりますと、12日深夜、バンコク北部にあるパブで大規模な火災が発生しました。
火は約30分後にほぼ消し止められましたが、これまでに男性9人、女性18人が死亡し、71人が重軽傷を負っていて、犠牲者はさらに増える恐れがあるということです。
現地の日本大使館は「現時点で日本人が被害に遭ったとの情報は入っていない」としています。
現場となった飲食店はステージでの生演奏などが楽しめるパブで、多くの客が訪れる人気店です。
一夜明けた現場には、焼け焦げたギターや電子ピアノなどが残されていて、火災の激しさを物語っていました。
救助にあたった人:
スプリンクラーは全くなかった。トイレの近くに10人以上が避難していて倒れていた。
救助隊員のボディーカメラ映像を確認すると、店内の通路がとても狭くなっているのが分かります。
地元メディアによりますと、犠牲者の多くが発見されたのはトイレで、火は店の出入り口付近にあるステージ周辺で燃え広がったため、多くの人が店の奥にあるキッチンやトイレに向かったとみられます。
しかし、トイレの非常口にはテーブルや飲料ケースなどの障害物が置かれ、鍵がかかっていたということです。
関隆磨記者:
店の裏手です。こちらには靴やサンダルが散乱しています。そして、スタッフ用出入り口と書かれた非常口の付近で多くの犠牲者が見つかったということです。
付近の店にいた人は「ステージ付近で電気系統がショートして燃え広がったと聞いた」と話します。
消防当局は、火元は店の天井に設置されたエアコンで、電気系統がショートした可能性があるとみて調べています。
