無人の水上バイクが漂う海。
10代の女性が行方不明になっている千葉・いすみ市の現場です。
「3人乗りの水上バイクで1人が行方不明になった」と助けを求める通報が寄せられたのは、12日午前10時ごろのことでした。
警察によりますと、市内を流れる夷隅川の河口付近で3人乗りの水上バイクが転覆。
乗っていた3人のうち、40代と10代の男性2人は救助されましたが、10代半ばの女性が行方不明となっています。
近くにいた人は、水上バイクが転覆した瞬間を目撃していました。
目撃者:
数台の水上バイクの方がやっていて、波が今の波よりも全然大きい波で、その波に向かって水上バイクが飛んだりはねたりしていて、その最中で乗っている人たちが落ちて、そのまま流されて波消しブロックに吸い込まれたって感じ。
この男性は、当時の波の高さを「とにかく波がすごく大きかったですよ。いつもの水上バイクされている方とかだったら絶対やらないことやっていたんで、あの波のサイズであれだけのジャンプしたら絶対に吹っ飛ばされちゃうんで危ないですよね」と証言します。
この週末は台風9号の影響を受け、沿岸部での水難事故が相次ぎました。
複数の救助隊員が沖合を確認していたのは、神奈川・平塚市の海水浴場です。
12日正午ごろ、「友人が遊泳中に見えなくなった」と119番通報が寄せられました。
消防によりますと、遊びに来ていた高校生とみられる6人のうち1人が行方不明になったということで、13日現在も捜索が行われています。
現場の海水浴場はまだ海開き前で、遊泳禁止でした。
付近の住民は、当時の海の状況を「すごく波が高くて暴れているなという印象ですね。(Q. 当時の海には?)絶対に入りたいと思わないですね。(Q. 普段の様子は?)もう少し穏やかで、サーファーの方もまったり楽しまれている海という感じ」と話します。
事故が起きたいずれの地域も、この週末は台風9号の影響を受け、波浪注意報が出されていたということです。
水難事故が各地で相次ぐ中、12日、東京都内では日本ライフセービング協会主催の体験イベント「カヌスラで海そなえ!」が開かれました。
子供たちは、機械によって再現された強い流れの中で、万が一の際にも慌てずに対応できるすべを学びました。
子供たちが事故に遭うケースについて、日本ライフセービング協会の松本貴行副理事長は「海水浴でいうと、私たちのレスキューで一番多いのが午後2時と3時という時間。午前中遊び慣れてお昼ご飯食べて、もうひと遊びしようとして(油断して)事故が起きているケースがある。午後遊ぶ時には特に注意が必要」と指摘します。
また、川遊びをする際はビーチサンダルではなく、かかとのついたマリンシューズなどを着用し、ライフジャケットを着用したうえで体が流されるような状況を作らないことが重要としています。
