北朝鮮は軍高官による「特大型汚職」をめぐり、最高裁が刑罰を言い渡したと明らかにしました。

金正恩総書記は「政治的犯罪だ」と厳しく非難しています。

北朝鮮メディアによりますと、金総書記は10日、党や政府、軍による会議に出席しました。

会議では、軍総政治局のパク・ヒチョル前組織副局長が、約4年にわたり組織権や人事権を悪用し、収賄や不正蓄財を繰り返したほか、国家資金や物資、住宅などを不正に取得したとして「特大型犯罪」に当たると指摘されました。

そのうえで、北朝鮮の最高裁がパク前副局長らに刑罰を言い渡したことが報告されましたが、刑罰の内容は明らかにされていません。

金総書記は、「党の綱紀粛正の方針に反した政治的犯罪であり、国家と人民の利益を侵害した犯罪だ」と非難したうえで、幹部への教育や統制を強化し、腐敗との闘いを一層強める方針を示しました。

今回の事件は、先月の党中央委員会総会で汚職疑惑が公表された後、党・政府・軍の連合会議で改めて取り上げられたもので、北朝鮮指導部が軍内部の規律を重視する姿勢を強く打ち出した形です。

北朝鮮の労働新聞は、11日に締結65年を迎えた中朝友好協力相互援助条約に関する報道を差し置いて、この事件を一面トップで報じています。

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