約11カ月ぶりに登山客でにぎわった知床半島の羅臼岳が、クマの出没で再び登山道閉鎖となる。

「登山者とクマの危険な遭遇を受け、羅臼岳の登山口では『極めて危険』と書かれた看板があり、登山口は閉鎖しています」(沼田海征記者)

羅臼岳の登山口には『極めて危険』と書かれた看板
羅臼岳の登山口には『極めて危険』と書かれた看板
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知床半島の羅臼岳でまたクマとの危険な遭遇。

登山道は閉鎖されることになった。

7月9日午前11時すぎ、オホーツク展望付近で1人で下山していた60代の男性登山者がクマに追いかけられた。

オホーツク展望付近で男性登山者がクマに追いかけられ、撃退スプレーを噴射
オホーツク展望付近で男性登山者がクマに追いかけられ、撃退スプレーを噴射

男性がクマ撃退スプレーを噴射したところクマは逃げていき、男性にけがはなかった。

調査を終えた知床財団は…

調査を終え、「ヒグマの痕跡を確認した」と話す知床財団
調査を終え、「ヒグマの痕跡を確認した」と話す知床財団

「ヒグマの痕跡を確認した」(知床財団のメンバー)

羅臼岳では2025年8月、20代の男性登山者がクマに襲われ死亡する事故が起きている。

その後も複数の親子グマが出没を繰り返し、至近距離での危険な遭遇が相次いでいた。

羅臼岳ではクマの出没が相次ぐ(2025年8月撮影)
羅臼岳ではクマの出没が相次ぐ(2025年8月撮影)

「クマスプレーや鈴を準備してきて、スピードを上げないようにできるだけ人が見えるところを歩こうかな」(7月5日の登山者)

登山道は7月5日、約11カ月ぶりに規制が解除されたばかりで、この山開きの日には大勢の登山者が訪れていた。

「5日間の閉鎖が決まっていて その間に現地調査等を行い今後の対応を検討する」(環境省ウトロ自然保護官事務所 竹中康進さん)

「レベル4 極めて危険」と最高レベルに引き上げられた警戒態勢。

すべての登山口が少なくとも7月14日まで閉鎖される。

現場は、知床半島にある羅臼岳。

知床半島にある羅臼岳で男性がクマと遭遇
知床半島にある羅臼岳で男性がクマと遭遇

男性がクマに遭遇したのは岩尾別登山口から上がったところだった。

羅臼岳には3か所の登山ルートがあるが今回の出没により、すべて閉鎖された。

男性はクマスプレーで撃退したということだが、効果的に噴射するにはどのようにすればいいのか。

クマスプレーの有効射程距離は3~4メートル
クマスプレーの有効射程距離は3~4メートル

知床財団によると、クマスプレーの有効射程距離は3~4メートルと言われている。

近づいたら、目と鼻をめがけて一気に全量を噴射する。

スプレーは一般的に1万円前後するため高価だが、知床財団では一日1100円で貸し出している。

現場では調査が続くが、皆さんも十分にご注意を。

北海道文化放送
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