「庶民の味方」が驚きの1匹21万6000円。
7月9日に水揚げされた2026年のサンマの初セリが10日に行われ、1キロあたり111万2000円の過去最高値で競り落とされた。
過去最高値となったサンマ。
2026年は私たちの食卓に並ぶことはあるのだろうか?
今年も銀色に輝くサンマの季節がやってきた。

9日に釧路で初水揚げされた2026年のサンマは、地元釧路で1キロ当たり44万円の過去最高値に。
そして10日…。
「早くも登場した秋の味覚、2026年は2025年の最高値を上回るのか注目を集めています」(小出昌範記者)

札幌市の過去最高値は2025年の88万8888円。
2026年はその記録を破るのか。
市場は緊張感が漂う。
「おはようございます、本日サンマ初入荷でございます」
「111万2000円」

あっさりと100万円を超え最高値を更新。
サンマ6匹で111万2000円と驚きの価格となった。

落札したのは2025年に続き2年連続、札幌市のスーパーだ。
「見た目が少し太いので脂の乗りも良いのでは。おいしく食べられると思う」(サンマを落札した吉本水産 東城哲也さん)
店に帰ると早速、サンマが目立つ場所を占領。

「落札したサンマは早速店頭に並べられましたが1匹21万6000円と、こちらのウニが1600個以上買える値段です」(小出記者)
「200円?20万円。いや、いいです」(買い物客)
安さで人気の店でひときわ異彩を放つサンマ。
この値段でも若干原価割れだが、なかなか買う客は現れない。

そこで価格を10分の1の2万円にすると…。
「だいぶ得しました。1匹18万円オフ」(2万円でサンマを買った人)
20万円超えのサンマの行く末を責任者に聞くと。
「1日2日はこのまま。7月11日の売り出しの時にサービスするかも」(店舗責任者)
10日は20万円を超える価格だが、サンマ漁が本格化する8月以降は価格も落ち着いてくると見られている。
北海道のサンマ漁が始まり、初物がご祝儀価格で高値となっている。ただ、8月以降は価格が落ち着く見込みで、2026年は漁獲量の回復に期待が高まっている。

現在解禁されているのは、7月の「流し網漁」だ。10トン未満の小型船による漁のため、水揚げが少ない上にご祝儀価格も加わり、価格が跳ね上がっている。
8月10日からは「棒受け網漁」が始まり、いよいよサンマシーズンが本格化する。漁期は12月まで続くが、8月には例年の価格帯に戻る見通しだ。

気になるのは2026年の漁獲量。サンマの漁獲量はピークの2008年から徐々に減少し、2022年には約1万8000トンと底を突いた。
しかし、そこから少しずつ回復傾向にあり、港では「去年より水揚げが良いのではないか」と明るい雰囲気が広がっている。
さらに期待の予兆が。道東沖で6月に解禁されたイワシ漁の水揚げがほとんどない状況だということだ。
昔から港では「イワシが取れないとサンマが取れる」と言われており、好漁への期待が高まっている。サンマの来遊量は毎年7月下旬に公表される。
