温かい湯気が立ち上り美味しそうなラーメン、福島県南相馬市小高区に復活したこのラーメンがお腹も心も満たしてくれる。
■おだかのおひるごはんが復活
南相馬市小高区で10年ぶりに復活した「おだかのひるごはん」。オーナーの和田智行さんが目指したのは“昔ながらの”中華そばだ。
OWB代表取締役の和田さんは「はやりのラーメンとか売れるラーメンというよりは、この地域で愛されるラーメンを復活させることが目的としてあったので」と話す。
■震災後に営業
双葉食堂の店舗を借りて「おだかのひるごはん」がオープンしたのは、震災から3年後の2014年。原発事故で避難区域となり当時、宿泊は出来なかった。それでも一時帰宅する住民に温かい食事を提供したいという思いから営業をスタート。2016年、双葉食堂の再開にともない、暖簾を下ろした。
■大手ラーメンチェーンがタッグ
復活に向けて和田さんが依頼しタッグを組んだのは大手ラーメンチェーンの「一風堂」。一風堂の林賢太郎さんは「双葉食堂のレシピとも照らし合いながら、基のレシピを再現したようなイメージですね。同じ醤油を使ったり、同じ油をつかったり」と話す。
■小高のソウルフードが人と人を繋ぐ
求めたのは地元で愛されてきたあの頃の味。プレオープンには地域の住民が招待された。
和田さんが「小高のソウルフードになります」と言うと、お客さんは「小高に有名店がラーメン屋さんいっぱいあったんですけど、無くなっていっちゃったんで。また戻ってきてくれれば本当に嬉しいことです」と話す。
「小高に来たことがない人でもここにラーメン食べるために足を運んで、いろんなお店とか、いろんな企業だとか、頑張っている事業者さんだとか、そういった人たちにも人が流れるような波及効果が生まれるようなお店になるといいなと思います」と和田さんは言う。
飾らない味で愛される1杯がこの場所で人と人とを繋いでいく。
