電気もコンピューターも使わずに動く「からくり人形」。江戸時代を生きた土佐人の知恵や工夫に触れる企画展が開かれています。
三木優花アナウンサー:
「(茶運び人形が)近づいてきました。お茶を運んでくれました。このからくり人形を作ったのは南国市の人物なんです」
人に向かって直進し茶わんを取ると停止、飲み終わった茶わんを再び置くとカーブして戻っていく「茶運び人形」。
このからくり人形を生み出したのは現在の南国市出身で、江戸時代に土佐藩の下級武士だった細川半蔵です。
県立歴史民俗資料館で開催されている企画展「からくり人形のヒミツ 細川半蔵と『機巧図彙』の世界」。武士でありながら人形作りに熱中した細川半蔵のからくり人形など、13点が展示されています。
半蔵の著書「機巧図彙」は12種類のからくりの設計図が掲載されている解説書。この「茶運び人形」はこの設計図をもとに、栃木県在住の人形職人・半屋弘蔵さんが復元したものです。
人形職人・半屋弘蔵さん:
「からくり人形は一連のゼンマイの動力、ゼンマイの力が伝わって動きをします」
時計の仕組みを応用し、ゼンマイを巻くとその力で歯車が次々と動き前に進みます。
半屋さんは解説書の「機巧図彙」はロボットの原点だといいます。
人形職人・半屋弘蔵さん:
「もしこれがなければ、ロボット技術も日本は100年遅れたろうって思われています」
ほかにも設計図に沿って復元された笛を吹く人形や、手品をする人形なども展示されています。
高知市から(夫婦):
「江戸時代のを再現したのがすごいなと思って、しかも精巧で軽くて動きは素晴らしかった」
人形職人・半屋弘蔵さん:
「たかだかおもちゃかもしれないけど、見る人の心構えによっては必ず新たな発見があるだろう。地元・南国市の方には特に来ていただきたい」
この企画展は9月27日まで開催されています。
