札幌市円山動物園の熱帯雨林館で、別々に飼育されていたマレーグマのきょうだい2頭のうち1頭が一方の展示場に入り込み鉢合わせするトラブルがあり、7月9日現在、屋内での展示が中止されています。
6月29日午前10時40分ごろ、屋内展示場で飼育されていた弟の熊覇(ションバー)が姉の小熊妹(シャオションメイ)がいる屋外の展示場に入り込みました。
一部始終を目撃していた来園客が園側へ連絡し、飼育員がエサを使ったり呼び掛けたりするなどして約15分後に2頭は引き離されました。
鉢合わせした間、2頭は組み合い押さえつけるような行動が見られましたが、双方に目立ったケガは確認されていません。
本来飼育員が操作している両展示場の扉を、当時2頭が同時に押し上げたことで生まれた隙間から一方が忍び込んだということです。
同居させることでケンカや意図しない交配などのトラブルに至る可能性があるとされていて、2015年には同園で同居訓練をさせていた2頭が闘争に発展しメスの個体が襲われ死ぬ事故が発生していました。
園では原因となった扉の修復工事のため、マレーグマの屋内展示を中止し屋外展示場のみでの展示を続けていて、再発防止を進めるとともに2頭のケアも進めるとしています。
