北海道斜里町の羅臼岳で7月9日、登山者にヒグマが走って向かってくる危険な遭遇事例があり、町は岩尾別と羅臼温泉の2か所の登山口を閉鎖しました。開放の見通しは立っていません。
斜里町によりますと、9日午前11時20分ごろ、羅臼岳のオホーツク展望付近で、下山中の60代男性にヒグマが走って向かってきました。
男性がクマ除けスプレーを噴射したところ命中し、ヒグマは逃げていったということです。
男性にけがはなく、すでに下山しています。
この事態を受け、町は登山口(羅臼岳岩尾別登山口・羅臼温泉口 硫黄山登山口)を閉鎖しました。
山中にいた他の登山者については、関係機関の職員が入山して合流し、安全に下山を進めています。
町は他に登山者が残っていないか調べており、10日以降の登山道の対応については関係機関と協議して決定する方針です。
羅臼岳は知床半島の最高峰で、世界自然遺産の知床を代表する山として夏山シーズンには多くの登山者が訪れます。
2025年8月には登山者の男性がヒグマに襲われ、死亡して以降、登山道の閉鎖が続いていましたが、6月29日に山道のパトロールが行われ、11月ぶりに規制が解除され、7月5日に山開きが行われたばかりでした。
道内では、新得町のトムラウシ山でも7月4日、登山道にヒグマが出没し、下山できなくなった男女4人が道警ヘリで救助されたばかりです。
