絵本「こんとあき」、鳥取砂丘が舞台となるなど鳥取とのゆかりが深い作品です。
手にとった方も多いかもしれません。
その作者、絵本作家の林明子さんが7月1日、亡くなりました。
交流があった鳥取市の博物館では、林さんとの別れを惜しむ声が聞かれました。

「はじめてのおつかい」「おつきさまこんばんは」などの作品が世代を超えて読み継がれてきた絵本作家の林明子さん。
7月1日に肺炎のため亡くなりました。81歳でした。

林さんは東京生まれですが、両親は鳥取市の出身。
その縁もあって、生前はたびたび鳥取を訪れていたということです。

その林さんの代表作のひとつ、1989年に出版された「こんとあき」。
主人公の女の子「あき」が、きつねのぬいぐるみ「こん」と一緒に「さきゅうまち」のおばあちゃんの家を目指すお話です。
「さきゅうまち」のモデルは鳥取市。
作品には鳥取砂丘も登場します。

その「こんとあき」をモチーフにした大きな壁画が、鳥取市のおもちゃの博物館「わらべ館」に飾られています。
縦2.2メートル、幅3.3メートル、「有田焼」のレリーフを組み合わせた壁画は、31年前の施設のオープンにあわせて制作されました。

砂丘で手をつないで立たずむ「あき」と「こん」。
林さんの書きおろしで絵本には描かれず、ここでしか見られない作品です。

わらべ館・高橋智美さん:
ホールに入ってきた子どもたちも最初にこの壁画を指さして「『こんとあき』だ!」と大声でとても喜ばれます。親・子・お孫さんとずっと世代をつないで作品の良さを伝えていきたい。

ゆかりの深い鳥取に残されたここだけの「こんとあき」。
世代を超えて愛された林さんの作品の世界を、これからも感じることができます。

TSKさんいん中央テレビ
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