こちらは「水墨画」です。文字通り墨だけで描かれていますが、作品のタッチはバラエティに富んでいます。そんな水墨画の公募展「南九州水墨画展」が7日から鹿児島市で始まりました。

霧島市の松下美術館が主催する南九州水墨画展。41回目となる2026年は全国から65人、84点の応募がありました。会場には、線の太さや濃淡、ぼかしなど墨一色で自由に表現された作品が並んでいます。

最高賞である鹿児島県知事賞ならびに松下美術館賞に選ばれた和歌山県の坂中正典さん(80)が描いた「路地裏酒場午前九時」。酒場の一角に集う人々の姿が生き生きと描かれ、その場の空気まで伝わってくる作品です。

「これも水墨画なんだ」と思わせる新鮮な表現は、水墨画の奥深さを感じさせます。

そんな中、会場で作品を一つ一つ熱心に鑑賞する男性に出会いました。森田毅弘さん。水墨画を始めて15年。今回の南九州水墨画展では「追憶」というタイトルで石橋を駆ける馬を描き、入選しました。

森田毅弘さん
「(水墨画の)いちばんの魅力は修正が利かないこと、やり直しができないこと。描く側としてほかの人の作品を見ると、『ここ、苦労したんだろうな』とか『ここは工夫しているな』と(作品から)ひしひしと伝わる」

南九州水墨画展は、7月12日まで鹿児島市立美術館で開かれ、その後は、霧島市の松下美術館、霧島市役所国分庁舎を巡回します。入場は無料です。

鹿児島テレビ
鹿児島テレビ

鹿児島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。