仙台市内で発生した、リチウムイオン電池製品による、火災の発生件数は、去年1年間の16件に対し、今年は7月1日時点ですでに14件となっていて、仙台市消防局が注意を呼びかけています。
モバイルバッテリーから吹き出す炎。内蔵されているリチウムイオン電池に、強い衝撃や圧力が加わったり、高温の場所に放置されたりすることで、このように発火する恐れがあるということです。
仙台市青葉区八幡では5月、駐車場に止めてあった車の中にあったモバイルバッテリーから火が出て、消防が消火にあたりました。この日仙台の気温は28度まで上がり、ダッシュボードの上に置かれていたモバイルバッテリーから放射熱により発火した可能性があるということです。
モバイルバッテリー以外にもスマートフォンやワイヤレスイヤホンなどにも使われているリチウムイオン電池。仙台市消防局は、これからの時季に出番が増えるハンディファンについても、注意を呼びかけています。
仙台市消防局予防課 三輪剛消防司令補
「高い位置から落下させてしまったり強い圧力や衝撃を加えてしまった場合は発火のリスクが大幅に高まります。そういった場合は『大丈夫だろう』と思わずに買い替えを検討していただければ」
もし、煙や火が出た場合には、どう対応すればいいのでしょうか。
仙台市消防局予防課 三輪剛消防司令補
「発火した場合は距離を取ってもらいたい。まずは火の勢いが意外と強いというところもありますし、有毒ガスが含まれるという状態もありますので、まずは距離をとってもらい、直ちに119番通報してもらえれば」
安全な距離をとった上で、水を大量にかけ、バケツなどに水没させるのが有効だということです。
また、仙台市消防局は、処分方法についても注意を呼びかけています。
仙台市消防局予防課 三輪剛消防司令補
「ごみ収集車の中にリチウムイオン(電池)が可燃物のゴミとして出されてしまっていて、ごみ収集車の中で圧力だったり衝撃が加わったことで発火したとか、ごみ収集車が焼損したっていうような事例も何度か発生しております」
不要になった製品は、「缶・ビン・ペットボトルの収集日に、黄色の回収箱に入れてほしい」としています。
改めてリチウムイオン電池製品の火災を防ぐための注意点です。
仙台市消防局は強い衝撃や圧力を加えないこと、落とした場合は買い替えを検討するのが望ましいということです。
また、車の中など高温の場所に放置しない。使っていて、異常を感じた場合は使用を中止する、などを呼びかけています。
気温が上がってハンディ―ファンなどの出番が増える時季ですので、熱中症対策とともに、注意が必要です。
