ジメジメとした梅雨の季節に注意したいのは「カビ」の発生ですが、実は私たちの体の中でもカビが生えやすい所があります。それは「耳」です。
湿度が高まる梅雨の時期に注意したい耳カビについて医師に聞きました。
*やまぎし耳鼻咽喉科 山岸孝広院長
「炎症を起こした外耳道の表面、耳垢の表面に文字通り”カビ”が生える状態」
耳の穴から鼓膜までをつなぐ管の表面にカビが繁殖する病気が「外耳道真菌症(がいじどうしんきんしょう)」いわゆる「耳カビ」です。
一年の中でも、湿度が高まる梅雨の時期は患者が平常時より3~4割増えるといいます。
*やまぎし耳鼻咽喉科 山岸孝広院長
「カビの繁殖が整う時期になってきたので耳カビの初見のある患者も増えてきた」
これは、耳にできる”白カビ”です。
*やまぎし耳鼻咽喉科 山岸孝広院長
「これは実際、きのう来られた患者さん。耳垢の表面に白いポツポツとしたカビの塊が繁殖している」
耳カビの背景にあるのが日常的なイヤホンの長時間使用。特に若い世代を中心に、増えているといいます。
Qイヤホン一日どのくらい使用する?
*10代女性
「一日中ですね。24時間。朝起きて、メイクするときも寝るときも睡眠導入音楽をかけている」
*10代男性
「通学のときはずっと使っている」
*30代男性
「毎日使っている」
*やまぎし耳鼻咽喉科 山岸孝広院長
「イヤホンを長時間つけていると中が密閉されるので、カビが生えやすい環境が整っている」
特に近年は、ノイズキャンセリング機能付きの密閉型イヤホンが普及し、耳の中に湿気がこもりやすく、カビが繁殖しやすい環境になっているといいます。
また、補聴器を使用する高齢者も耳カビを発症しやすいということです。
*やまぎし耳鼻咽喉科 山岸孝広院長
「耳カビが一旦生えると水虫と一緒ですごく皮膚のかゆみをつくる病気。普段カサカサなのに、急にかゆくなって綿棒が湿っぽく耳だれがつく」
初期症状は耳の中のかゆみや膿などが出る耳だれ。
悪化すると炎症が広がり、難聴につながるおそれもあるため、注意が必要です。
耳の中にもカビのリスクがあることに驚きましたが、湿度が高い梅雨の時期に注意したいですね。
山岸院長によりますと、耳カビは市販薬では治らず、悪化や再発を防ぐため、耳鼻咽喉科での専門的な処置が不可欠だということです。
