7月1日、最新の土地価格「路線価」が公表されました。

福岡市・天神の価格が東京・池袋に迫るなど上昇が続いていて、福岡県内では特にベッドタウンの価格が急激に上がっています。

「路線価」は相続税や贈与税の算定基準となります。

福岡県内の平均路線価は前年に比べて4.2%上昇しました(全国平均2.9%)。

今年、福岡県内で最も高い路線価となったのはー

◆記者リポート
「福岡市天神の渡辺通りです。ワンビルなど天神ビッグバンで活気づくエリアです」

福岡市天神2丁目の「渡辺通り」が46年連続で県内の最高値を記録しました。

天神ビッグバンが完成期に向かう中で投資の需要もさらに高まり、その価格は1平方メートルあたり992万円。

2025年から2.5%上昇し、堅調に推移しています。

天神の価格について不動産鑑定士はー

◆不動産鑑定士 浅川博範さん
「(東京の)池袋西口だとこの路線価と同じくらいの価格。東京・霞が関や官邸前は天神の路線価の半額くらい」

一方、住宅地として不動の人気を維持したのが、福岡市早良区の西新です。

「西新4丁目」の路線価は2025年から9.6%上昇し、1平方メートルあたり160万円となりました。

ただ、福岡市内に関してはある傾向がー。

◆不動産鑑定士 浅川博範さん
「福岡市は早めに地価が上昇して全国でもトップクラスになったこともありました。ある程度上昇して、いま一服感が出ている感じ」

福岡市内の伸び方が鈍り、周辺にあるベッドタウンの地価上昇が目立ってきています。

このうち北九州地区では、八幡西区の「JR黒崎駅前」が1平方メートルあたり26万円で、2025年に続いて10%を超える上昇率(10.6%)を見せています。

そして、県内で最も上昇率が高かったのは、春日市の「春日原駅前通り」。

上昇率は16%で、1平方メートルあたりの価格は58万円となりました。

春日原駅には6月に新しい駅ビルがオープンするなど再開発が進んでいます。

◆70代
「めちゃくちゃ便利。天神まで10分くらい」

◆30代
「春日原駅も新しくなってマンションもいっぱい建っている」

◆記者リポート
「西鉄春日原駅から徒歩6分のところに新たに建てられたのが『ジェイグラン春日原』です」

今年2月に完成した、JR西日本の分譲マンションです。

ファミリー向けのこちらの部屋の間取りは4LDKの78平米。

気になる価格は、家具付きで6028万円です。

全52戸のうち、残っているのはこの一戸のみで、好調な売れ行きをみせています。

福岡の今後の土地価格の見通しはー

◆不動産鑑定士 浅川博範さん
「西鉄大牟田線、JR筑肥線、JR鹿児島線の約30分圏内の市町村はおおむね上昇が続く。そのエリア外はちょっと弱含みになる可能性」

県内全体の地価は変わらず上昇傾向にはあるものの、今後は地域間の「二極化」が進むことになりそうです。

テレビ西日本
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