富山県内のショッピングセンターを中心にゲームセンター「ゲームインさんしょう」を展開していた北陸エンタープライズ(資本金1500万円、富山市上袋100-1)が、6月15日に富山地裁より特別清算開始命令を受けました。

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ピーク時の年収4億7500万円から一転、ゲーム機の増加とスマホ普及の波に飲まれる

民間の信用調査会社の帝国データバンク富山支店や東京商工リサーチ富山支店によりますと、北陸エンタープライズは1975年(昭和50年)12月に設立され、富山県内のショッピングセンター内を中心にゲームセンター「ゲームインさんしょう」やカラオケ喫茶などを展開。ピークとなる2009年10月期には年収入高約4億7500万円を計上していたということです。

しかし、ゲーム機の増加に伴う減価償却費や修繕費が負担となり、営業段階および経常段階で欠損計上を余儀なくされました。

その後は家庭用ゲーム機やスマートフォンを用いたソーシャルゲームなどが人気となり、ゲームの楽しみ方が多様化したことから各店舗の集客力は低下し、市況は悪化。2014年から2022年にかけて9店舗を閉鎖し、2024年10月期の年収入高は4244万円にとどまっていました。

役員報酬や人件費、減価償却費など販管費の削減により、営業利益計上としたものの、支払利息により、経常段階以下は欠損計上となっていたということです。

唯一残った本店も閉鎖し債務カットも不調

2023年には本店を富山市桜町から富山市上袋に移しますが、過年度の出店により膨らんだ借入金は返済の目処が立たず、2025年8月には唯一残った富山市上袋の本店を閉鎖しました。

金融機関に対し調停による債務カットを求めていましたが不調に終わり、事業再開の見通しは立たなかったということで、北陸エンタープライズは4月23日に株主総会の決議により解散していたということです。

負債額は約2億円とされていて、金融債務が大半を占めるとみられています。なお、本店跡地では同業他社がゲームセンターを開店し、営業中です。

(富山テレビ放送)

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