県内で500人以上の死者、行方不明者を出した『6・26白川大水害』から73年です。
犠牲者の遺族で、地元の自治会長を務める男性は「『大丈夫だろう』という過信が大きな被害につながった」と話しました。
【中原理菜アナウンサー】
「熊本市中央区の白川です。上流の阿蘇地方で雨量が多かったこともあり、水かさが増しています。73年前、この白川が氾濫し、多くの人が命を落としました」
1953(昭和28)年6月26日、梅雨前線による豪雨で白川が氾濫。
多くの人が濁流に飲み込まれ、死者・行方不明者は563人に上りました。
熊本市中央区の白川にかかる子飼橋際では毎年、地元の自治会が慰霊祭を開いていますが、今年は大雨の影響で中止になりました。
【大江校区第3町内自治会長松村誠一さん(71)】
「父は下の弟と妹2人を抱いて(水に)飛び込んで、気づいたら1人だったというつらい過去があった。完全に逃げ遅れた。大丈夫だろうと思っていた」
『大丈夫』という過信が招いた大きな被害。
自身が生まれる前の水害で多くの親族が亡くなった松村誠一自治会長は地蔵菩薩の前で静かに手を合わせました。
【大江校区第3町内自治会松村誠一会長(71)】
「水害を知らない若い人にどういうふうに伝承していくかが課題」
