労働組合の中央組織・連合の芳野会長は18日、「豊かな子どもたちは自衛隊とかならない」などと述べた立憲民主党の古賀千景参院議員に対し、「発言は極めて不適切」として、連合として厳重注意したことを明らかにした。

立憲の古賀議員は15日の参院決算委員会で、大学卒業以来約30年にわたって福岡県内の小中学校に勤務した経験をもとに、「私も教えた子がいっぱい自衛隊にいるんです。いっぱい苦しんでますよ。でも、分かってほしいのは、自衛隊に行く子供たちって、経済的に厳しい子どもたちが行くんですよ。豊かな子どもたちは、自衛隊とかなりませんよ」と自説を展開した。

古賀議員は、答弁に立った小泉防衛大臣に「事実誤認だ」と反論され、「発言が申し訳なかったです。撤回させていただきます。申し訳ありませんでした」と謝罪した。

古賀議員は連合傘下の労働組合「日本教職員組合(日教組)」出身。

芳野氏は18日の記者会見で、「組織内議員として推薦した連合としても、古賀議員の発言は極めて不適切であったと考えており、連合としても本人に対して厳重に注意をした」と述べた。

芳野氏らの説明によると、古賀議員が16日に連合本部を訪れ、対応した神保事務局長が口頭で注意し、「今後、信頼回復に向けてしっかりと対応してほしい」と伝えたという。

芳野氏は「今回の発言によって、自衛官の方々、そのご家族や関係者の方々におかれては、不快な思いをされたものと受け止めている」とした上で、「連合としては自衛官の皆様が崇高な志のもと、その職責を果たしていることは十分に理解している」と強調した。

そして、「大規模自然災害が発生した場合には、人命救助や物資の輸送、避難所生活の支援など大きな役割を果たされており、連合も連携して被災地支援を行った経験もある」として、「改めてその役割と、日々の活動に対して感謝と敬意を表したい」との考えを示した。

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