人吉市の小学校でアイガモを使った米作りが約25年にわたり続いています。
子どもたちは卵からヒナがふ化する前からアイガモと付き合い様々なことを学んでいます。
人吉市立中原小学校は毎年、4年生の授業の中でアイガモ農法による有機栽培の米作りに取り組んでいます。
水田に放たれたアイガモは雑草や害虫などから稲を守り、子どもたちは交代でエサやりなどの世話に当たります。
約25年にわたり続けられているこの授業では、卵の状態からアイガモと子どもたちとの付き合いが始まります。
【観察した小学生】
「血管みたいなのが見えた」
教室の横に卵を孵化させるふ卵器で卵を温めている児童たち。
この日は、農業支援ボランティアを講師に迎えてふ化する前の卵を観察しました。
【女子児童】
「アイガモを大切に育てて、アイガモに頑張ってもらって、世界一おいしいお米を作りたい」
温めていた卵からヒナがかえり始めました。
ヒナの世話の仕方などアイガモについて学んだこの日、授業中にも卵からヒナがかえり、子どもたちがうれしそうに見守っていました。
【男子児童】
「これからアイガモを一生懸命育てていきたい」
そして迎えた放鳥の日、アイガモのヒナ4羽を子どもたちが田んぼに放しました。
この水田も児童が自分たちの手で苗を植え、子どもたちは、ヒナが水の中の虫や雑草を取る様子を観察していました。
【男子児童】
「最初に放鳥したときは怖がってたのか、一カ所に集まっていたけど、今は離れて元気に泳いでいた」
【沢田美穂校長】
「約25年続いていているが、子どもたちはアイガモ米づくりだけでなく、命の尊さや感謝や思いやりといった心を育む機会になっているかと思う」
アイガモは稲穂が実る8月下旬まで水田に放され、児童が交代で世話を続けます。
