毎年ボーナス時期には寄付する人が増えるといわれる「ふるさと納税」。

この夏は中東情勢の影響もあり、これまでになかったある動きが目立っています。

◆記者リポート
「大牟田市です。こちらではカメラマンが集まり緊張の空間が広がります」

シャッターを切るカメラマンの視線の先にあったのはー

大牟田市内の養蜂場で採れた「ハチミツ」に、市内の飲食店の名物メニュー「豚足」です。

23日に行われていたのはふるさと納税返礼品の撮影会。

商品の魅力を伝えようと熱が入ります。

◆事業者
「すごーい!すごくないですか?めちゃくちゃいいです」

会場にはカメラマンのほか生産者や市の職員、ふるさと納税サイトの担当者が集まり、寄付が集まる1枚を撮影します。

◆大牟田市広報課 伊藤友希さん
「やはり寄付者のみなさまがサイト上で一番に見るのは写真。大牟田市の返礼品の魅力が伝わるような写真になればいいなと。おととしから昨年にかけて寄付額がのびているので、今年も伸ばしていければ」

各自治体が財源を確保するために熱を入れる「ふるさと納税」。

この時期は夏のボーナス時期と重なり、申し込みが増える時期です。

そのふるさと納税、この夏は社会情勢も踏まえて、ある変化が出てきているといいます。

◆さとふる 渡瀬健介さん
「数十円から100円、200円という価格で包装資材が値上がりしていると聞いています。簡易包装をすることによって価格が抑えられるのはポイントとしては大きい」

さとふるによりますと、中東情勢の緊迫化によるナフサ不足の影響で、簡易的な包装にした返礼品の登録数は前の年の同じ時期と比べて6.7倍に増えているといいます。

そして、返礼品を簡易包装にする動きは福岡の自治体でも…

◆大木町 産業振興課 吉川昌宏さん
「事業者さんからのご相談もありまして、簡易的な包装での返礼品のパッケージを作らせていただいています」

大木町では、2年前から物価高対策として返礼品の明太子の容器を簡易包装にし、寄付金額を6500円程度から5000円に引き下げました。

さらに、先週からは包装を袋だけにした博多和牛も準備。

ナフサが原料のトレーを使うと7000円する返礼品ですが、ワケありとして5000円で受け取れるようにしました。

◆大木町 産業振興課 吉川昌宏さん
「ナフサ不足でいろんな業界で包装の様式が変わっている。今後どうなるか分からないので、簡易的な規格も平行して準備してみてはと話した」

寄付する人にとってもお手頃で手に入る簡易包装の返礼品。

大木町の手応えは?

◆大木町 産業振興課 吉川昌宏さん
「包装だけが変わりますので、それを喜ばれる寄付者もいらっしゃるかと。(寄付サイトにも)多くのアクセスをいただいている」

ボーナス商戦も始まり、盛り上がりを見せるふるさと納税。

物価高や物資不足の影響を受けながらも、各自治体はあの手この手で獲得に動いています。

テレビ西日本
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