物価高で食品の値上げが続く中身近なおにぎりで新たな動きが広がっています。
国会記者会館からフジテレビ・経済部の柳原弥玖記者と中継でお伝えします。
まず1つ目のポイントです。
――セブン-イレブンは23日から、物価高に対抗したおにぎりの新商品を発売しますが、どんなおにぎりなのでしょうか?
柳原弥玖記者:
新商品にはコストを抑制し価格を抑えた品ぞろえを強化する狙いがあるとみてとれます。23日、セブン-イレブンの店舗に並んだのはインクを白・黒・銀の3色に絞ったおにぎりです。
おにぎり1個が200円を超える商品も珍しくない中、今回、パッケージのインクの色数を抑えるほか、通常、のりつきおにぎりで使われているような二重構造ではないシンプルなパッケージでコストを抑えています。
更に、おにぎりは原材料などのコストアップが続いています。
これまで米では高値が続いてきましたが、サケやツナマヨのマヨネーズなど定番の具材も値上がり傾向を見せています。中でも深刻なのが、のりで海水温の上昇による不作が広がる中、小売価格は2年前と比べて3割ほど上がっています。
今回のりを使わない仕様にすることで、価格を抑え節約志向に対応することで消費者の取り込みを図る狙いがあります。
――パッケージを3色にしたり、のりをなしにすることで価格はどれぐらい抑えることができるんでしょうか?
柳原弥玖記者:
サケおにぎりはのりありが税込み232円で、今回の、のりなしが181円と約2割安くなっています。
定番のツナマヨネーズでものりなしが約2割安くなっています。
――続いて、2つ目のポイントです。のりなしおにぎりはコンビニ各社が新商品を投入しているということですが、どんな広がりを見せているんでしょうか?
柳原弥玖記者:
コンビニ各社のおにぎり新商品は、のりなしタイプのものが目立ってきています。
ファミリーマートはおにぎり全体のうち約2割がのりなしおにぎりです。5月に発売した2つの商品ものりを巻かず、炊き込みご飯をベースに具材の代わりにマヨソースを使用するなど、シンプルにすることで150円前後に価格を抑えています。一方、ローソンでも3割がのりなしおにぎりです。
米よりも安いもち麦を混ぜ込んだ独自食感の新商品を展開していて、値ごろ感を打ち出す動きが広がっています。
――おにぎりをめぐる競争が激しくなっていますが、今後の注目点はどんなところでしょうか?
柳原弥玖記者:
中東情勢が落ち着く兆しを見せ始めた一方で、円安の進行で輸入品を中心に、物の値段を押し上げる構図が強まっています。品質と価格のバランスにどう知恵を絞っていくのかが、今後のコンビニおにぎり戦争の大きな鍵となりそうです。
