突然、店を閉めて“雲隠れ”していた福岡・宗像市の人気中古車販売店が、破産申請に向けた手続きを開始したことが分かった。納車はされず、ローンだけが残るケースや修理に出した自分の車が返還されないなど、被害額は未定だが、多数の被害者がいるものと見られている。

“消えた”中古車店が破産申請へ

破産申請の手続きを始めたことが分かったのは、宗像市の中古車販売店『グーニーズワン』。

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この会社は、軽自動車を中心に扱う中古車販売店として2017年に設立され、人気車種『ジムニー』のカスタマイズなどに定評があり、一時は売上高6億8000万円にのぼるなど、多くの顧客を抱えていた。

しかし、2026年3月末頃から突然、連絡がつかなくなり、店が閉鎖。当時、店頭には、金を振り込んだものの店と連絡がつかなくなった客が詰めかける騒ぎとなり、かなりの被害者がいるものとみられていた。

当時、取材班が、物抜けの殻となっていた店の前で取材した男性は、「(2026年)3月9日に頭金を振り込んで、13日に残金を振り込んだ。総額は148万円。店と連絡つかない。

4月頭に納車です」と軽自動車を購入したものの連絡がつかないと途方に暮れていた。

無断で付け替えられていた車のナンバー

この会社を巡っては、「イベント用に撮影したいから貸して下さい」と店から頼まれた客が、返却されないため店を訪ねたところ、自分の車のナンバーが無断で付け替えられていたという。

車を貸した客は、店に乗り込み、店に車の返還を求めた際のやり取りを録音していた。

≪やり取りの録音≫

▼被害に遭った客「車をきれいな状態で返還して欲しい」

▼店側「間違いなくさせていただきます」

▼被害に遭った客「預かっておいて今まで伸びている。法に触れることではないのか?」

▼店側「そこは今回、致し方なく、タイミングが合わず…」

グーニーズワンを巡っては、他にも複数の問題が指摘されていて、警察も実態調査に乗り出していた最中での『破産申請』への動き。

納車されないがローンの支払いは…

店のホームページには、代理人の弁護士事務所から今後の対応について「債権者の皆様に公平に対応し、正確な情報をお伝えするため、お電話・メールでの個別のお問い合わせには対応いたしかねます。個別にお受けした場合、事実確認および手続の進行に混乱を来すおそれがございます。大変恐れ入りますが、お問い合わせは専用フォームに一本化させていただいております」などと記された文書が記されている。

また、8項目の『よくある質問』では、被害者が心配なローンについて、以下のように注意が言及されている。

Q ローン(クレジット)を組んで車を購入しましたが、車が納車されていません。ローンの支払いは続けなければなりませんか。

A ローン(クレジット)のお支払いは、お客様とローン会社(信販会社)との間のご契約に基づくものです。そのため、当社が破産手続を行う場合でも、ローン会社へのお支払義務が当然になくなるものではありません。(中略)なお、ご自身の判断でお支払いを止めますと、信用情報に影響が生じるおそれがございます。お支払いを停止できるかどうか、また停止する場合の手続につきましては、必ずご契約のローン会社にご確認のうえ、ご対応くださいますようお願い申し上げます。

この他「車の代金を支払いましたが、車が納車されていません。どうすればよいですか」や「支払ったお金は返ってきますか。いつ、いくら返ってくるのですか」、「修理などでグーニーズワンに預けている車は、返してもらえますか」などの質問と回答が記載されている。

被害者たちへの弁済は、今後、どの程度行われるのか?また、業者が許可なくナンバープレートを取り替えたりしていたのは、何のためだったのか?債権者への誠意ある説明が求められる。

(テレビ西日本)

テレビ西日本
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