熊本県営野球場の移転・再整備をめぐり、名乗りを上げていた熊本市の大西一史市長が移転候補地を明らかにしました。候補地はJR鹿児島本線・川尻駅の西側で、大西市長は「アクセスが良い点をしっかりとアピールしていく」と述べました。
熊本市の移転候補地は『JR川尻駅・西側』
老朽化が進む藤崎台県営野球場について、熊本県は2025年9月に移転再整備の方針を発表。収容2万人以上で〈駅近・街中〉であることなどを立地の条件とし、移転候補地を募集しています。

熊本市はこれに応募する意向を示していて、6月17日の市議会で村上誠也議員の質問に答えた大西一史熊本市長は「川尻駅西側を候補地案として選定した」と候補地を明らかにしました。

また、大西市長は「県都としての都市基盤や交通アクセスの充実など熊本市の優位性を明確にし、誘致の実現に向けて取り組む」としました。

大西市長は「熊本市のアクセス性の良さ、立地のアクセス性の良さというところでは、非常にいい場所だと思っているので、そこをしっかりとアピールしていくことが重要かなと思う」と話します。
開発・転用しやすく早期整備が可能
熊本市は、県の公募条件に合う23カ所の移転候補地の中から、南区にあるJR鹿児島本線・川尻駅の西側の約18万平方メートルの土地を候補地として絞り込んだということです。

また、川尻駅西側の土地は、開発や転用が比較的しやすく、地中に遺跡なども確認されていないことから、早期の整備が可能で、「2029年度に整備に着手する」という県のスケジュールにも合致するとしました。

市は、19日に開かれる市議会の常任委員会で、これまでの経緯や候補地の詳細について公表。議会での議論を踏まえて候補地を最終決定し、期限の7月24日までに県の募集に応募する方針です。
11市町村の最新動向 宇土市が見送りへ
県営野球場の移転再整備に関しては、県の説明会に県内11市町村が参加しています。その11市町村、6月17日時点の動向です。

まず、誘致に名乗りを上げているのは、熊本市、玉名市、菊陽町、甲佐町の4つです。

一方、宇土市の光井正吾市長は17日に開かれた市議会の一般質問で、「期限までに候補地選定が間に合わないことや、財政面での負担」を理由に挙げ、熊本県への提案を見送る考えを示しました。これで宇土市、宇城市、合志市、人吉市、西原村の5つの自治体が提案見送りの方針です。

残る、八代市と益城町は『未定』として、態度を明らかにしていません。市町村による県営野球場の移転候補地の応募は7月24日まで。有識者による審査会で審査され、2026年秋ごろには木村知事が移転先を示す方針です。
(テレビ熊本)

