本格的な梅雨の時期を迎えている大分県内。中津市ではアジサイが見ごろとなっていて、多くの人を楽しませています。ただ、16日も蒸し暑い1日に。この時期、「梅雨型熱中症」に注意が必要です。

◆訪れた人は
「こんなに(アジサイが)いっぱい広くなっているのは見たことない。この辺じゃここ最高だと思う」

中津市三光田口にある八面山あじさい園です。こちらでは6000株を超えるアジサイが咲いていて、いま、見ごろとなっています。

県内はまさに梅雨の真っただ中で、16日もおおむね曇りに。ただ、気温は上昇し、最高気温は日田市で31度を観測し、真夏日となるなど蒸し暑い1日となりました。

◆わだ内科・胃と腸クリニック 和田蔵人院長
「梅雨型熱中症は、それほど気温が高くなくても、湿度が高いことで体の中の汗が蒸発しにくくて、熱がこもって起こる熱中症のこと」

湿度が高いこの時期、大分市のクリニックの和田蔵人院長は「梅雨型熱中症」への注意を呼び掛けてます。

県によりますと、熱中症の疑いで搬送された人は5月、県内全体で78人で5月としては過去最多に。6月もすでに24人に上っていて、このうち1人が重症でした。

和田院長によりますと、「梅雨型熱中症」となる一番の原因は高い湿度だといいます。屋外よりも窓を閉めて換気が悪くなりがちな屋内で多く発症し、だるさや頭痛、めまいなどの症状が出るということです。体調不良のようにも感じられることから、発症していることに気が付きにくいといいます。
そんな梅雨型熱中症の対策は―

◆わだ内科・胃と腸クリニック 和田蔵人院長
「1つは水分の摂取。こまめに水分を取るということ。もう1つは、除湿機のエアコンの除湿機能を使うこと。3つ目は無理をしない。体調不良の際には無理な運動しない。無理な作業をしない」

また、今の時期から本格的な夏への備えとして、暑さに慣れる「暑熱順化」も大切だといいます。20分から30分程度の散歩や軽い運動のほか、お風呂はシャワーで済ませるのではなく、湯船につかることなどを習慣付けてもらいたいと話します。

◆県警 山岡美有紀警務部長
「暑さが厳しい環境においても警察職員の健康や安全を確保するとともに、県民の安全安心の確保に向けて力強い警察活動を展開する」

2026年の夏も厳しい暑さが見込まれる中、各業界が様々な備えをしています。

県警は15日、警察官の新たな熱中症対策として、電動ファン付きのベストを導入すると発表しました。

夜間でも目立つ蛍光色や刃物から身を守る「耐刃防護衣」の下に着用できるものを採用。また、ファンの音や風により業務に支障が出る警護や鑑識の警察官に向けては水の循環で体を冷やす「水冷ベスト」を用意したということです。

一方、屋外での作業が多い建設業界ではAIの活用も。

◆TOS梅田雄一郎記者
「こちらの機械の前に立って画面をタップすると、画面が変わって、『良好』という判定が出ました。現在の自分の熱中症リスクの状態がわかります」

こちらは顔色や汗などをカメラで読み取り、AIが熱中症のリスクを判定するシステムです。建設用機材のレンタルなどを行う南陽レンテックでは、5月から取り扱いを始めました。

◆南陽レンテック 飛田奉則大分ブロック長
「オレンジ、赤が出た場合、管理者の方が声掛けをすぐにできる。熱中症を少しでも防ぐ目的で使用してほしい」

こちらの建設会社でもレンタルしていて、従業員は現場に向かう前にまずは顔を撮影。体調管理に活用しています。

◆角栄建設工業 角裕介代表
「個人の感覚ではなくて数値として出るので。自覚症状とは別の判断ができるところが魅力」

ますます求められる熱中症への備え。最新技術の導入も進められています。

ほかにも街中での対策として、大分県は「熱中症一時休憩所」を公共施設のほか、金融機関やコンビニ、郵便局など県内1174か所に設置しています。青いのぼりが目印です。エアコンの効いた場所で休憩できるほか、施設によっては無料で水を飲むこともできます。県は危険な暑さから身を守るため、「気軽に使用してください」と呼び掛けています。

テレビ大分
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