コストコの総菜を食べた客が体調不良を訴え、食中毒と断定された。原因は人気商品の一つである総菜で、腸管出血性大腸菌「O157」が検出され、重症者も確認されている。梅雨から夏にかけては食中毒が増加する時期で、飲食店や家庭でも一層の注意が求められている。

コストコ総菜から「O157」 各地で相次ぐ食中毒

コストコの総菜を食べた5人が体調不良を訴え、食中毒と断定された。
梅雨の時期から夏場にかけては食中毒が増える傾向にあり、注意が必要だ。

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ベーコン、レタスなどを小麦粉の生地でぐるりと巻いた「ハイローラー(B.L.T.)」。
コストコの定番総菜が食中毒の原因となった。

2日間で900パック以上が販売されていたということだ。

愛知・名古屋市によりますと、5月31日から6月1日にかけて、コストコホールセール守山倉庫店で調理された食品、「ハイローラー(B.L.T.)」を食べた10歳未満から40代の男女5人が下痢や発熱などの症状を訴えた。

5人の便からは腸管出血性大腸菌「O157」が検出され、保健所は食中毒と断定。

症状を訴えた5人のうち3人が入院していて、このうち10歳未満の男の子1人は、全身に小さな血栓ができて血液の流れが妨げられるなど重症化しているということだ。

この店の「ハイローラー」は2日間で939パックが販売され、市は15日付でコストコの総菜コーナーを業務禁止処分とした。

食中毒を巡っては5月、福島・郡山市の鳥貴族郡山なかまち夢通り店で、焼き鳥などを食べた女性3人が下痢や腹痛などの症状を訴える食中毒が発生。

保健所はカンピロバクターによる食中毒と断定し、店を6月10日から3日間の営業停止処分としている。

今、居酒屋チェーンや飲食店でもO157、カンピロバクターなど細菌が原因とみられる食中毒が5月から全国で相次いで発生しています。

こうした細菌による食中毒は、ムシムシする梅雨の時期から8月の夏場に多く発生する傾向があります。

食中毒予防の三原則 店でも徹底した衛生管理

東京・板橋区にある、テイクアウト専門の弁当店「まごころ大髙」は、安くてボリュームたっぷりなところが人気だ。

梅雨の時期に気を付けているのはもちろん、食中毒だ。

国は、食中毒予防を推奨するために食中毒予防三原則を設けている。

その1つ目が、手洗い、生の鳥肉などをシンクで洗わないなどの「つけない」。

まごころ大髙・大髙博信代表:
菌をつけないっていうのは人の手・道具・食材に触る手をよく洗う。

店では、洗った後には手袋をつける、マスクをするとしている。

2つ目が、汁物などは50℃以上を保つ「増やさない」。
こちらの店ではお客さんの注文を受けてから調理がスタートし、作りたてを提供している。

そして3つ目、使った「まな板」などの除菌、しっかりと加熱するなどの「やっつける」。

まごころ大髙・大髙博信代表:
大腸菌に対しては75℃で1分。大腸菌(などの細菌は)死滅するので、揚げ物とか焼き物とかでは徹底しています。 

火入れが重要な鶏のから揚げは、中心の温度を確認する徹底ぶりだ。

専門家は、食中毒の対策を次のように話す。

食環境衛生研究所食品衛生コンサル事業部・小林幸嗣さん:
予防三原則のうち「つけない」は、かなり重要で、まな板・包丁ですね。そういったものを原料別に使い分ける。例えば生肉とサラダを共用しないとか、そういった基本的な対策が大事になる。

さらに小林さんは「単純に気温が高くなるのと湿度が高くなると、細菌がかなり増えやすい環境になる。 特に30℃を超えてくるとかなり菌が増えやすい。これから特に注意が必要かなと思います」と話している。
(「イット!」6月16日放送より)

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