鹿児島県で、幻想的なサンゴの一斉産卵がカメラに捉えられた。奄美大島周辺では、2年前に高い水温による白化現象が発生し、多くのサンゴが死んでしまった。今回、一斉産卵が確認されたことで、サンゴが生き残っていたことがわかった。
海に命の粒が舞う幻想的な光景
鹿児島・瀬戸内町の奄美大島周辺で4日に撮影されたのは、まるで天の川の中を泳いでいるような幻想的な光景だ。この日、サンゴの一斉産卵が確認された。
海中を舞う0.5mmほどのピンク色の粒は、「バンドル」と呼ばれる、精子と卵が一緒になったカプセルだ。
サンゴはこのカプセルが海面ではじけて散らばることで受精し、子孫を残す。
白化現象を乗り越えサンゴ再生へ第一歩
今回産卵が撮影された奄美大島周辺の海は2年前の2024年、夏場の高い水温の影響で白化現象が発生し、多くのサンゴが死んでしまった。
しかし、一斉産卵はサンゴが生き残っていたことの証だ。
産卵の様子を撮影した奄美海洋生物研究会の興克樹会長は、「再生の第一歩に立ち会えたのは非常に喜ばしい。以前のようなサンゴ礁の景観が見られると期待している」と語っている。
サンゴの産卵は、8月末まで続く見込みだ。
(「イット!」 6月10日放送より)
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