9日早朝、秋田県由利本荘市の住宅の敷地で、玄関を出た80代の女性がクマと鉢合わせし、驚いて転倒しました。県内ではわずか1カ月余りの間に、クマに襲われるなどして1人が亡くなり、4人がけがをしています。
9日午前6時ごろ、由利本荘市鶴沼の住宅で、この家に住む87歳の女性が新聞を取ろうと玄関を開けたところ、目の前にクマがいました。
クマとの距離は約1メートルで、女性は驚いて転倒し、右手を擦りむいたり、腰を強く打ったりなどのけがをしました。
クマに遭遇した女性:
「怖いと感じて、大きい声を出したと思う。いきなりで、毎朝同じことをしていたのに、急にクマが来たという感じ。びっくりした」
クマは体長約1メートルで、北側に走り去ったとみられています。
県の情報マップシステム・クマダスによりますと、女性がクマと遭遇した約40分後には、現場から650メートルほど離れた川でクマが泳いでいる様子が目撃されました。その後、対岸の石脇地区でもクマの目撃情報が寄せられています。
これらのクマが同じ個体かどうかは分かっていませんが、石脇地区だけでも8日から10件のクマの目撃情報が投稿されていて、市は箱わなを2基設置したということです。
一方、近くにある本荘公園は、6月1日に園内でクマが目撃され、立ち入りが制限されています。
9日午後に市と猟友会が園内にクマがいないことを確認し、市は箱わなをすべて撤去しました。
10日午前10時に公園の立ち入り制限を解除する予定です。