OHKのカメラが収めた岡山・香川の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は1976年(昭和51年)6月7日に倉敷市で撮影された映像です。
倉敷駅前に停車する「大気汚染移動測定車」と書かれた車。6月5日からの「環境週間」にあわせて、岡山県と倉敷市が取り組む大気汚染被害防止対策をPRしようと、移動測定車の一般公開が行われました。
1973年(昭和48年)から、6月5日からの1週間を「環境週間」としていて、期間中、市では測定車の公開など、さまざまな啓発活動を展開しました。訪れた市民は、スタッフの説明を聞きながら、炭化水素分析装置などの機器を見学していました。
当時の倉敷市広報紙によりますと、市内は春から夏にかけて気温の上昇につれて南西の季節風が吹くため、水島コンビナートから放出される気体のほか、自動車の排気ガスもあり、注意が必要な時期でした。
この年、4月27日には市内でオキシダント情報を発令され、5月以降の約4ヵ月間に「夏期特別対策」を実施。自動車から排出される窒素酸化物や炭化水素もオキシダント発生につながることから、対策期間中には不要不急を除くマイカーの運転自粛も呼びかけられていました。
倉敷市では現在、20ヵ所の大気測定局で24時間監視を行っているほか、最新の大気環境測定車で測定を続けています。