元台風6号の影響により、6月4日の福島県内は沿岸部を中心に高波が押し寄せました。相馬港では最大波高が4.03mを記録し、海はうねりを伴う大しけとなっています。
このあとの天気のポイントについて、福島テレビの斎藤恭紀気象予報士が解説します。

■6月5日のエリア別天気予報
6月4日に冷たい風をもたらした気圧配置は、6月5日もほとんど変化がありません。オホーツク海高気圧は停滞しやすい性質があり、元台風の低気圧も動きを阻まれているためです。引き続き冷たい「ヤマセ」が吹き込みますが、地形の影響でエリアごとに大きく天気が分かれます。

【浜通り】
冷たい海の風「ヤマセ」の影響を最もダイレクトに受けるため、すっきりとしない天気が続きます。 一日を通して鉛色の曇り空が広がります。上空の気温が下がるため日中も肌寒く、最高気温は相馬で16℃、いわきで18℃の予想です。終日上着が必要になります。
荒れた状態が続き、6月5日の波の高さは5mに達する大しけとなる見込みです。翌6日(土)も4mの波が予想されており、しばらくは漁に出られないほか、釣りなども非常に危険な状態が続きます。

【中通り】
浜通りと同じく、低い雲と冷たい空気が流れ込みやすい状態が続きます。
終日曇りベースの天気となりますが、郡山や須賀川など中通りの南部では日中に少し晴れ間が見える時間帯もありそうです。ただし気温は低く、6月4日よりさらに1℃〜2℃下がります。朝晩の最低気温は福島で15℃、郡山や白河で14℃の予想で、朝晩は暖房を入れたくなるほどの肌寒さになります。日中の最高気温も16℃〜17℃前後に留まるため、一日中上着が手放せません。

【会津地方】
中通りや浜通りとは天気が一変し、過ごしやすい陽気となります。東から吹いてくる冷たい「ヤマセ」が奥羽山脈によって完全にブロックされるため、会津地方には気持ちの良い青空が広がる見込みです。日中の最高気温は会津若松で23℃、只見では25℃まで上がる予想です。日中は半袖でも快適に過ごせる陽気となり、山を一つ越えるだけで別世界の天気となります。

■週明けは「大雨」に警戒
6月6日(土)と7日(日)の週末は、大きな天気の崩れはなさそうです。
週明けの天気のリスクとなるのが、日本の南にある「熱帯低気圧(台風のたまご)」です。 この熱帯低気圧は、モンスーンからの湿った空気を大量に巻き込んで発達しながら北上する予想です。先日の台風6号と非常に似たコースをたどる可能性があり、6月8日(月)は福島県内でも本降りの雨となる恐れがあります。 現時点の試算では、月曜日の総雨量が100ミリ近くに達する大雨となる地域が出る可能性もあり、注意が必要です。さらに、6月9日(火)には季節外れの強風が吹く見込みで、来週前半は荒れた天気に警戒が必要です。

※2026年6月4日放送の福島テレビ・テレポートプラスの天気コーナー「福テレ空ネット」からの抜粋記事。気象情報は放送時(午後6時半時点)のもの。最新の予報をご確認ください。

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