マグカップには、鳥取県のみなさんにはお馴染みの大山乳業「白バラ牛乳」のロゴがあしらわれています。
また、こちらは「おたふくさん」「ふろしきまんじゅう」でお馴染み、鳥取県琴浦町の山本おたふく堂のキャラクターグッズです。
「推し活」ブームにものって、こうした山陰の企業のオリジナルグッズが人気。
新たなビジネスの種にもなっていました。
「推し活」は意外なところにも!
広がる企業グッズビジネスに注目します。
まず訪ねたのは、琴浦町の大山乳業。
岡部楓子アナウンサー:
これは私服ですか?
大山乳業・長谷川尚之さん:
はい、ぼくの正装です。
Tシャツにはお馴染み「白バラ牛乳」のロゴ。
さらに靴下、そしてトートバッグも。
このスタイルでジムにも通うそうです。
大山乳業・長谷川尚之さん:
このプロテインを、このタンブラーに入れて飲んでいます。
大山乳業の商品開発担当、長谷川尚之さん(28)。
鳥取県出身で、給食では毎日白バラを飲んで大きく成長、加えて、幼いころから文房具などロゴ入りグッズにも馴染み深かったという長谷川さん。
「白バラ」への愛着が高じて、大山乳業に就職しました。
しかし1年目は営業を担当…。
大山乳業・長谷川尚之さん:
グッズ制作もですし、広報していくということにも携わりたいという思いがあり、希望出しました。
大好きなグッズに携わりたいと異動を希望。
翌年、企画課に配属され、広報や念願のグッズ制作を担当しています。
大山乳業・長谷川尚之さん:
誰にも負けないくらいの愛を持っている。
工場に併設されている直売所「カウィーのみるく館」。
岡部楓子アナウンサー:
ありました、グッズコーナー。ぬいぐるみに文房具、そしてバッグまで。様々な商品が販売されています。
牛乳やヨーグルト、アイスクリームなどの商品に負けじと白バラロゴのオリジナルグッズが並びます。
大山乳業農業共同組合 総合企画課・乾裕一さん:
グッズの売り上げは新商品も増やしているので年々増えていて、今年間で約700万円くらい。
大山乳業では知名度アップのため、10年前から企業キャラクターの「カウィー」を中心にグッズを製作、販売してきました。
すると…・
大山乳業農業共同組合 総合企画課・乾裕一さん:
2017年に白バラ牛乳のパック柄を印刷したTシャツを販売したところ、SNSを中心に大きな話題になった。白バラ牛乳パックの柄がすごく人気があるというのを私たちも初めて知って、白バラのロゴを活かしたグッズを展開している。
オリジナルグッズに力を入れ、年間10種類ほどの新商品を製作、その多くが「白バラ」ロゴをあしらうようになりました。
大山乳業農業共同組合 総合企画課・乾裕一さん:
販売開始即完売というグッズもあったりする。
現在は、店舗とオンラインで日常使いできる30種類ほどのグッズを販売していますが、県外に出荷していません。
鳥取県に足を運ぶきっかけづくりを狙います。
大山乳業農業共同組合 総合企画課・乾裕一さん:
大山乳業全体の売り上げでいくと、グッズの売り上げは0.1%に満たないが、グッズを開発することで白バラファンの拡大であったり牛乳の販売促進につながっているというところを重要視している。
一方、こちらは琴浦町の中学1年生、羽原瑠良くん。
羽原瑠良くん:
週一くらいで食べているような気もするような…。
地元の銘菓「ふろしきまんじゅう」を愛してやみません。
家族がイベントから持ち帰ったふろしきまんじゅうを一口食べて衝撃を受けたと言います。
羽原瑠良くん:
元々あんまりあんことか好きじゃなかったけど、ふろしきまんじゅうのあんこは美味しい。
それ以来、何かにつけ買ってもらっているそうです。
羽原瑠良くん:
ふろしきまんじゅうがほしい、買って~みたいな感じで。
その熱量はエスカレートします。
羽原瑠良くん:
ふろしきまんじゅうのステッカーをスマホに貼っている。
ボールペンを持ち歩き、キーホルダーを愛用。
羽原瑠良くん:
あ、これまんじゅう見えるんだと思ってびっくりした。
まさに、“ふろしきまんじゅうマニア”です。
羽原瑠良くん:
(周りの人に)見せた時に『なにこれ?こんなものあったんだ』と驚かれた。
この店が本格的にオリジナルグッズの販売を始めたのは、2026年3月。
これまでも琴浦町の本店でほそぼそと販売していましたが、文房具など手に取りやすいものにラインアップを一新、販売に力を入れ始めました。
山本おたふく堂 販売・事務員 池田亜美さん:
社長が個人でやっているX(エックス)に投稿したところ大反響に。SNSにアップした時点で、電話と来店での問い合わせがすごく多かった。
販売開始2か月あまりで1000点以上が売れたそうです。
山本おたふく堂 販売・事務員 池田亜美さん:
販売開始当日にいきなり来て、オープン後すぐに『全点ください』という人もいた。需要があるなと感じている。
「好き」なもののために積極的に時間やお金を費やす「推し活」。
その熱量は大きな価値を生み、市場も拡大しています。
山陰の企業もその流れに乗ってビジネスチャンスを広げ始めています。