台風6号は愛媛県に2日夜遅くから3日未明にかけて最も近づきました。倒木や住宅、停電などの被害が相次ぎ爪痕を残しています。

歩いていた女性:
「もうやばいですね、傘。どっちから風が吹いているか分からんから」

青木稜悟記者:
「午後9時前の松山市一番町です。ザーッという音とともにとても強い雨が降っていて時折吹く風もとても強いです。道行く人たちは両手で傘を持つような状態となっています」

松山市中心部の2日午後9時頃。強い雨と風のなか、相次いで見られたのは歩行者が風にあおられ、傘が壊れる人たちです。

この荒れた天気の原因は、2日夜遅くから3日未明にかけて愛媛に最も接近した台風6号。県内全域が強風域に入り、東予や山地を中心に強い雨が降りました。

1日の降り始めからの雨量は、新居浜で6月の観測史上最大となる212.5ミリ、石鎚山成就社で200ミリ、西条市で135.5ミリ、宇和島市で110.5ミリなどを観測しました。風も強まり、最大瞬間風速は伊方町で30.1メートル、松山でも6月の観測史上最も強い28.2メートルを記録しました。

この台風の影響で愛媛県も倒木や停電などの被害が相次ぎ、爪あとを残しています。

大西耕平記者:
「市民会館近くの木ですが、地面が大きくえぐれ根元が露出しています」

根元から倒れ切断された巨大な木。松山市の中心部にある城山公園では強風の影響で、少なくとも15本の木が倒れ道を一時塞ぐなどしました。

松山市は市内で少なくとも倒木が25本確認されたとしていて、警察には、松山市内で「倒木や屋根の一部が飛んだ」などの通報が数十件寄せられたということです。

近くに住む人:
「ビックリしました。あんな大きな大木が倒れるとは思いませんでしたので」

宇和島市和霊東町の小学校近くの道路では、木々が道路をふさぐように倒れ、撤去作業が行われたほか、新居浜市西の土居町ではアンテナを設置するための高さ7メートルほどの鉄柱が根本から折れるなどの被害も出ています。

四国電力送配電によりますと、午前8時時点で停電がのべ3万3999戸で発生。飛来物や倒木による電線の断線などの影響としています。

交通機関にも影響が出ました。JR四国によりますと、予讃線の菊間駅と伊予亀岡駅の間で3日午前5時半頃に列車と倒木が衝突したため、一部の区間で一時運転を見合わせました。

松山市から新居浜市に帰る学生:
「次の日(雨が)止んでいるから帰れるかなと思っていたら、無駄に3時間位まちぼうけで、移動する体力もないんで、どうしようかなみたいな」

松山空港を発着する便は3日、羽田便を中心に22便が欠航しました。

台風は愛媛県から遠ざかったものの、大雨で地盤が緩んでいるところがあり、気象台は引き続き土砂災害などに注意するよう呼びかけています。

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テレビ愛媛
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