わずか数センチの積雪でも、足元が安定しないと短い距離を歩くだけでも怖いもの。
特に普段雪が降らないような都市部では、過去に10センチの積雪で約600人が転倒によるケガで救急搬送されたという報告もある。
路面が雪や氷で覆われている時、どのように歩くのが安全なのか。
雪道での転倒対策に詳しい「ウインターライフ推進協議会」の担当者に「雪道の歩き方」と「服装の選び方」を解説してもらった。
雪道で滑らない「歩き方」
東京消防庁によると、2020~2025年の12月から3月までの間に積雪や凍結路面で転倒して救急搬送された人の数は801人に上るという。
その中でも突出して多いのは2021~22年の604人で、この時は10センチの積雪があったという。
「ウインターライフ推進協議会」の担当者によると、雪道には降った直後の「ふかふか」な路面と、一夜明けて路面が凍った「ツルツル」の状態があり、それぞれ歩き方を変える必要があるという。
雪が降ったばかりの真っ白でふかふかな状態では、足を上下に動かして靴の裏全体をつけて歩くのがポイント。重心をやや前にして歩くのがベストだという。
一方、路面が凍結して地面がツルツルしている場合は、スケートを滑るようにすり足で進む。コツは片足で立っている時間をできるだけ短くすることだ。
そして「両手」を出して空けておくことも大事だという。万が一バランスを崩した時に両手が荷物で塞がっていたり、ポケットに入っていては大怪我の元になるからだ。
そこで、転んでもケガを最小限に防ぐための「服装」と「かばん」の選び方も紹介する。
