芸人の西野亮廣さんが5月27日、島根県益田市で開かれた映画の上映会で舞台挨拶を行いました。
上映されたのは、自ら原作・脚本・監督を務めたアニメ『えんとつ町のプぺル』。
企業家でもあり、多忙な西野さんが益田市を訪れたのには理由がありました。
5月27日、益田市の映画館「Shimane Cinema ONOZAWA」。
シアターの前には長い行列…その先にいたのは、芸人で企業家の西野亮廣さん。
脚本・監督を務めたアニメ映画『えんとつ町のプぺル』の第2作の特別上映会が開かれ、舞台挨拶に立ちました。
『えんとつ町のプぺル』は2016年、西野さんが絵本として出版。
その後、2020年に第1作がアニメ化され、国内で196万人を動員する人気作となり、2026年3月にその続編が公開されました。
この日は、このシアターでの公開初日、平日にも関わらず約200席がほぼ埋まる盛況ぶりでした。
ファン:
「勇気とワクワクを得られたなと思いました」
「映像もきれいでしたし、ミュージックもとてもよかったです」
芸人で企業家としても活動する西野さん、多忙なスケジュールの合間を縫って益田市までやってきたのには理由がありました。
お笑いコンビ「キングコング」・西野亮廣さん:
ユーチューブで生配信していて、館長さんが『来てくださいよ』とおっしゃったので。
「館長」とは、このシアターの和田浩章館長。
この作品に製作に関わっていました。
中村友香記者:
アプリの音声ガイドを使えば、目が見えない人でも楽しむことができるんです。
和田館長が担当したのは、バリアフリー音声ガイドの製作。
場面の情景や登場人物の表情、動きなどをナレーションで説明、視覚に障害がある人も作品が理解できるよう手助けします。
そのナレーションを担当するのは、声優の花江夏樹さん。
世界的な大ヒットアニメ「鬼滅の刃」の主人公、竈門炭治郎役でもおなじみです。
Shimane Cinema ONOZAWA・和田浩章館長:
尺が決まっている間の中でどのように視覚的な表現を視覚障害者の中に見せられるのか、想像を沸き立たせられるような言葉にできるのか、制限がある中で言葉を美しくする。
和田さんは2021年、東京から益田市へIターン、2008年に閉館したこの映画館を引き継ぎ、再開させました。
これまでに100を超える作品の音声ガイドの製作を手がけ、益田市でただ1か所のシアターを守る傍ら、映画館の一角には編集作業のスペースを設け、音声ガイドの製作を手がけています。
お笑いコンビ「キングコング」・西野亮廣さん:
自分たちは誰のためにエンタメを作っているのか。弱い人のためであったり、なかなか声を上げられない人のためであったり、そういう人の駆け込み寺としてつくっているよな、っていう。
音声ガイドの製作を通じて知り合った和田館長のシアターを応援したいと今回、舞台あいさつに立つことにしました。
お笑いコンビ「キングコング」・西野亮廣さん:
劇場を回すって、建てた瞬間から一生集客の苦労が始まる、それは簡単じゃない。
Shimane Cinema ONOZAWA・和田浩章館長:
町の人全員に映画館があってよかったと思ってもらうために頑張っています。
この映画は、この映画館では6月14日まで公開され、専用のアプリを使えば音声ガイドを利用できるということです。