人間とロボットがともに働く未来への第一歩です。技術者とAIを搭載したロボットがチームを組み、防災設備の点検を行う試みが熊本市内で28日行われました。

【国立研究開発法人 土木研究所 山口崇 総括研究監】
「目視点検に関しては、ロボットでも十分に人間と協調しながら点検作業が
できるのではないかと思っています」

国土交通省九州地方整備局と国立研究開発法人土木研究所が行った国内初の取り組み。背景には、防災設備の点検を担う技術者の高齢化による人手不足があります。

そんな中、期待されているのが、〈犬型ロボット〉とも呼ばれるこちらの四足歩行ロボット。AIを搭載し、ある程度、自分の判断で動き回ることができます。

【西村勇気アナ】
「このロボットが移動するときなんですが、排水機場内に張り巡らされている2次元コードを確認した上で、自分の移動経路を決めていくということです」

【内田川排水機場 熊本市南区】
28日は、大雨のとき雨水をポンプで川へと排出する施設で、人間とロボットがチームを組み設備点検を行いました。

軽快な足取りでポンプ場の内部を動きます。階段の上り下りもお手の物。
計器類のメーターが正常に作動しているか、油漏れがないかなどをカメラで撮影しながら確認したり…。

赤外線でガスタービンの温度を計測したりすることが可能だということです。

【国立研究開発法人 土木研究所 山口崇 総括研究監】
「人の能力ってすごく高くて、熟練の技術者が持っている技術をロボットに置き換えていくのはまだまだ難しいところもあるのですが」「設備そのものの高度化とロボットの高度化を合わせて、さらなる省人化を図っていきたいと思います」

九州地方整備局などによりますと、10年後までに今回の点検作業のうち3割程度を
ロボットの能力に置き換えたいということです。

テレビ熊本
テレビ熊本

熊本の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。