秋田県由利本荘市で発生したクマによる人身被害や市街地でのクマの出没を受け、県は25日、クマ被害の防止に向けた会議を開き、出没傾向や今後の対策などを確認しました。
鈴木知事:
「この春先から、すでに市街地での出没が多数確認されている。引き続き人身被害を人の生活圏ではゼロにするという強い決意を持って、実効性のある対策を隅々までしっかりと進めていきたい」
5月5日、由利本荘市東由利法内で田んぼの見回りをしていた男性がクマ1頭に襲われ、2026年初めてとなる人身被害が発生しました。
また、県内では市街地でのクマの目撃が相次いで確認されています。
こうした状況を受けて開かれた県の会議には、鈴木知事や県の幹部職員などが出席し、最近のクマ出没の傾向を共有したほか、今後の対策などについて意見を交わしました。
この中で自然保護課の柏倉誠課長は「4~5月までのクマの目撃件数は2025年より大幅に増加している」と指摘しました。
その上で、要因について、2025年の大量出没の後に人里近くで冬を越したクマが一定程度いた可能性があるとし、今後も出没が増えることが懸念されるため注意が必要としています。
また、鈴木知事はクマ対策について「市町村によって温度差がある」と話し、情報共有をしながら県全体で対策の強化に努めることにしています。