中心市街地の活性化に向け、新潟市の商店街に5月、宿泊施設がオープンする。特徴は“食事を提供しない”こと。観光地ではなく、あえて街中にオープンさせる理由を取材した。
■商店街に宿泊施設 コンセプトは“古町を体験”
スーパーや飲食店が立ち並ぶ新潟市中央区の本町通り商店街。
この場所に新たにオープンするのが、宿泊施設『TOVILLASTAY新潟本町』だ。洗練された空間が広がる施設だが、スタッフや管理者はおらず、食事の提供もない。
その狙いについて、HOTELS&RESORTSの高山将史さんは「素泊まりのプランなので、古町の海鮮を食べたり、昔からある老舗のお店に行ったりして“古町を体験してもらう”のがコンセプト」と話す。
宿泊をきっかけに町の暮らしや魅力を体感してもらうのが大きな狙いだ。
旅の疲れを癒す“本格的なサウナ”も
部屋は全部で6部屋あり、それぞれのグレードに合わせて2万円代から宿泊することが可能。
中には本格的なサウナを完備した部屋も。共用スペースではなく、プライベートサウナとして使えるため、旅の疲れをしっかりと癒すことができそうだ。
街中に立地していながらも、リフレッシュできる空間が生み出されている。
施設のプロデュースに携わった新潟家守舎の小林紘大代表は「プライベート性も高いが、扉を開けると日常があるとか、そういう“今どこにいるんだろう”みたいな感覚も楽しめる」と話す。
■「観光や食を楽しんで」地域からも期待の声
そのほか、近隣の店で買った食材を調理できるキッチンが備わった部屋や、自宅のようにくつろげる一棟まるごと貸し出すプランも。
内覧会には地域の人も訪れ、「新潟にはないホテルのコンセプトで見ていて楽しかった」「家族みんなで泊まりに来たり、ご飯を食べて観光ついでに泊まれたりして良い」などと話し、興味深そうに施設を見学していた。
高山さんは「宿泊プラス、古町一帯を周遊してもらい、観光地や食を楽しんでほしい」という。
TOVILLASTAY新潟本町は、5月30日にグランドオープンする予定で、予約は公式サイトから受け付けている。