呉市の海上保安大学校の学生たちが、手こぎの船で長距離に挑む伝統の訓練に21日朝、出発しました。
訓練に臨むのは、海上保安大学校に先月、入学したばかりの学生94人です。
『端艇巡航』と呼ばれるこの訓練は幹部海上保安官に必要な気力や体力を養うために1953年から続く伝統行事です。
【初任科 本江克麻さん】
「初めての訓練でとても緊張しているが、無事に目的地まで到着して全員でここに戻って来られるように頑張りたい」
【本科1学年 稲富晴奏さん】
「他の人に指示を出したりして、リーダーシップの能力を身につけていきたい」
上級生たちが見守る中、長さ4メートルを超えるオールを使って海へと漕ぎ出しました。
【船をこいでいる学生たち】
「いってきます!」
新入生にとっては初めての本格的な航海訓練。
往復およそ52キロの道のりを仲間たちととも力強く漕ぎ進めました。
学生たちは今夜、江田島市の入鹿海岸で野営したあと、22日、学校へと戻ります。