5月10日、仙台市中心部で発生した窃盗事件。容疑者の逃走を許さなかったのは2人の自衛官でした。「不審者の侵入は許さない」日ごろの訓練や意識が、とっさの行動につながりました。
佐々木金美署長
「大変ありがとうございました」
20日、感謝状が手渡されたのは、航空自衛隊松島基地に所属する自衛官、野村大成さん(23)と早坂怜音さん(24)です。
仙台中央警察署 佐々木金美署長
「自衛官ということで、我々警察官と同じ治安を担う職業のお二人ということで、大変頼もしく感じているところでございます」
2人は、10日発生した窃盗事件の現場に居合わせ、容疑者の逮捕に貢献しました。
現場は青葉区一番町の大通りから一本入った路地。休日で買い物をしていた2人の耳に飛び込んできたのは…。
航空自衛隊松島基地 早坂怜音空士長
「被疑者と被害者(女性)が走ってきて、女性が『ひったくりです!』といった声で私たちも気付いて」
航空自衛隊松島基地 野村大成3等空曹
「被害に遭った女性の方が、財布を取ったであろう人を追いかけていたのが一目で分かったので、この人が財布を取ったんだな、捕まえなきゃなという感じで」
2人は走ってくる男に正面から立ち向かい、取り押さえました。
そして、動揺する女性の代わりに近くにいた人に通報を依頼。その後、男を警察官に引き渡しました。
警察によりますと、窃盗の疑いで逮捕されたのは富山市に住む33歳の男で、20代の女性のバッグから財布を盗んだ疑いが持たれています。
航空自衛隊松島基地 早坂怜音空士長
「考えるより体が勝手にパッと動いた」
松島航空基地では不審な人物が基地に入らないよう、入出門の管理を行っている2人。
航空自衛隊松島基地 野村大成3等空曹
「警察が到着まで犯人だと思われる人を逃げられないよう警戒するのは、自分の経験が役立ったなと感じました」
「不審者の侵入を許さない」
日頃の訓練や意識が、容疑者確保というとっさの行動につながったと振り返ります。
多くの人が行き交う場所で白昼堂々行われた犯行。
2人の行動が迅速な検挙につながりました。
航空自衛隊松島基地 野村大成3等空曹
「市民の方に少しでも協力できた、力になれたことが自分の中でも誇りであり、自信につながったと思います」
航空自衛隊松島基地 早坂怜音空士長
「普段から市民の方を守るという自衛官の務めを果たすことができましたので、警察、自衛官、関係なく人のためになったことがとてもうれしいと思います」