“大阪都構想”の住民投票を任期中に実施することを条件に、次の大阪府知事選挙への出馬を表明した吉村知事(維新代表)。
5月19日に関西テレビ「newsランナー」で吉村知事は、この出馬表明の前には、“維新の創設者”の1人である松井一郎元代表に、相談していたことを明かしていました。
一方、「newsランナー」に5月20日に出演した同じく“維新の創設者”である橋下徹氏は、「橋下さんにも相談はありましたか?」と問われると「全くないですね!僕は相談に応じられるような人物じゃないですから」と明かしました。
■「吉村さんと大阪市議会の市議団は“きちんとした政治”をやった」
(Q.吉村知事から橋下氏に相談はあった?)
【橋下氏】「全くないですね!僕は相談に応じられるような人物じゃないですから。僕に相談したら、ぐちゃぐちゃにして、破壊して…となってしまうので。
松井さんだけではなく、いろいろな人に話を聞いて、吉村さんと大阪市議会の市議団は、“きちんとした政治”をやったと思いますよ。
松井さんの声も聞き、府議団の声も聞き、国会議員団の声も聞き。吉村さんだけじゃなくて横山さん(大阪市長)も入って、本当にうまく合意ができたなと。
僕だったら“超遠心分離機”で、人をはね飛ばしながら、グジャグジャになってしまうけど、そこはうまく政治をやったなと思います」
続いて、「newsランナー」の吉原キャスターが「松井元代表に聞いて、橋下氏に聞かなかったってことで寂しくはないですか?」と聞くと、橋下氏は「だからそういう人物なんですよ、僕は。人望がないということ」と返答しました。
■松井元代表は吉村知事に「『組織のことをもっと考えろよ』と伝えたのでは」
そして吉村知事からの相談に松井元代表がどのようなことを語ったかについて、次のように説明しました。
【橋下氏】「吉村さんの考え方とか、松井さんの考え方も長く一緒に仕事やってきたし、今もおつき合いあるから大体わかりますけど、松井さんはやっぱり『組織のことをもうちょっと考えろよ』と。『組織のメンバーのことを』(と話したと思う)。
僕は一切そういうことを考えずに、松井さんに全部組織のことを委ねてやってきたところがあります。
松井さんはやっぱり『組織のことをもっと考えろよ』ということを吉村さんに伝え、吉村さんもちょっと足りない部分を自分で認識して、丁寧に各メンバーと話をしていったっていうことで、きちんとした丁寧な政治をやったなと思いますけど」
■吉村知事は出馬したくない? 橋下氏「大阪府知事はしんどいです」
ここでジャーナリストの安藤優子氏が「出馬表明が、『住民投票と同時なら』という条件付きなのは、吉村知事は府知事選に出馬したくないのか」と聞くと橋下氏は、次のように答えました。
【橋下氏】「これを言うと府民の皆さんへの信頼を害することになるかもわかりませんが、大阪府知事はしんどいです。全国の知事はみんな4期も5期もやりたがっている知事が山ほどいますが」
これに対し安藤氏は、吉村知事が知事選に出た上で、住民投票で都構想が否決された場合は、次の任期中どのように取り組むのかと質問。
橋下氏は「そこはあと4年残りの4年は、ちょっと勘弁してあげてください」と一度は返したものの、「副首都やIR(カジノを含む統合型リゾート)の開業など役割はある」と話しました。
【橋下氏】「副首都法案が出て、今の大阪府と大阪市はもうある意味連携ができてるので、これで副首都の指定にはなりうる資格があるんです。
それから2030年にはカジノがこの万博の跡地赤字の開業IRが開業しますので、そこに向けていろんな知事の役割があると思います」
■維新関係者から「吉村代表にはもうついていけないけど、看板として頼らざるをえない」の声も
一方、関西テレビの取材では、維新の関係者からも「吉村代表にはもうついていけないけど、看板として頼らざるをえない」と言う声が聞こえてきています。
(関西テレビ「newsランナー」2026年5月20日放送)