味や香りなど、日本酒の出来栄えを審査する全国新酒鑑評会。5月20日、今年の結果が発表された。福島県は金賞受賞数で日本一を獲得。2025年に続いて2連覇を達成した。県内は歓喜に包まれている。

■期待と不安で発表を待つ酒造組合
「多分大丈夫です。2連覇出来ると思います」と福島県酒造組合の渡部謙一会長が話す。福島県酒造組合の鈴木賢二特別顧問は「正直言いますけど、半々というところかなと思いますのでね…」と期待と不安が入り混じった福島県酒造組合。
午前10時。ついに発表の時が…数える二人「19、20。20蔵!20いっていますよ」
豊嶋啓亮アナウンサー:「福島県20点!去年は16点ですから4点多いです。これは期待できるか?」

■金賞受賞数で連覇達成
思わずガッツポーズを見せた鈴木特別顧問。そして…達成「新潟・長野が16で、兵庫14ですから2連覇達成ですね」「2連覇達成です」
かつて全国新酒鑑評会の金賞受賞数9連覇を果たした福島の酒。その後連覇が途絶えたものの、2025年に日本一を奪還。そして今年輝いた、2年連続の頂点。強敵の新潟や長野を抑え、単独日本一だ。

福島県酒造組合の渡部会長は「ほっとしています。きょうはおいしい酒が飲めます」鈴木特別顧問は「(今年の酒は)昨年よりは確実に良いなと思っていましたので、本当にほっとしました。メチャ嬉しいですね」と話す。

■県観光物産館で日本一の横断幕
時を同じくして、福島市の県観光物産館でも…「日本一決まりました!」「いやおめでとう!いや良かったです。おめでとうございます」
日本一を祝う横断幕が掲げられた。
櫻田館長は「2年と言わず、10できなかったので10連覇できるくらいね、頑張って頂ければと思います。本当におめでとうございます」と話す。

■金賞受賞酒を早速求める人も
結果発表からものの数十分後に並べられた金賞受賞酒。すると、さっそく買い求める人の姿が。伊達市から訪れた人は「久々に賞取ったとかって言われてましたけど。それならもう初めてなので飲んでみようと思って買いました。今夜楽しみです。一緒に(宴会を)やりますので」と話す。福島市民は「きょう新酒鑑評会の発表ということで毎年楽しみに来てるんですけれども、福島の復興をきちっと全国にアピールできるというのは本当に皆さんの努力だと思って」と話していた。

■酒蔵でも歓喜の瞬間
緊張の一瞬は酒蔵でも…「どこどこ…あっ違う…」「あったー」「あった!」
会津若松市の末廣酒造では、今回の鑑評会で大吟醸「玄宰(げんさい)」が金賞を受賞した。酒蔵としての金賞受賞は3年連続43回目と常連だが、今年は特に…。
末廣酒造の新城大輝社長は「苦難の連続の中でいただいた賞なので、ひとしお嬉しいなと思います」と話す。

■苦労の中で金賞受賞
統計史上最も平均気温が高くなった2025年の夏は、酒米にもダメージを与え、コメが固くなって溶けにくい傾向に…水につける時間や発酵に応じた温度管理など、過去のデータを元にしながら調整に調整を重ね、味わいを乗せつつも香りと軽快さのある仕上がりになったということだ。

新城社長は「来期以降もまた頑張ろうという気持ちになれた。お米だったりとか色んな厳しい状況がある中で、私どもとしては美味しいお酒を作るべく、そして会津、福島に貢献すべく蔵人一同頑張ってやっていきたいなと思っております」と話した。

福島テレビ
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