アツアツのご飯にかけて食べる「卵かけご飯」。
ゆでても焼いても、どんな食べ方でもおいしい食卓の常連、卵。
「イット!」が20日に取材したのは、神奈川・相模原市の養鶏場の直売所「おがわのたまご直売所」です。
産みたての新鮮な卵が並ぶ中、お客さんから人気の卵がありました。
お客さん:
これはB級のたまごです。安いっていうのと、中身は変わらないって聞いてるので。でも朝来ないとないんですよ。孫の弁当担当なので、それでたまごものすごく使うんです。
10個230円で販売されている「B級卵」。
通常の卵と比べて味に変わりはありませんが、殻がざらついていたり、シミがあるなどするため、訳ありとして「B級卵」と名付け、通常の卵より約100円安く売られているんです。
おがわのたまご・小川太朗代表:
老鶏が産むたまごなので、1日15パック前後くらいしか出せないんですけど、今たまごが高騰している中、利益は出ませんけど安く売っています。
この訳ありB級卵、お買い得なのですが、店頭に並ぶ数がとても少ないのです。
そのため、開店から40分で完売。
最後の1パックを買った人は「まさか最後の1個だとは思わなかったんで」「スーパーが高いので。今まで見たことないくらいの(1パック)300円台になっているので。200円台はもう、すごくうれしいですよね。B級って言っても中身が変わるわけじゃないって言っていたんで、全然選択肢としては大いにアリだと思います」と話しました。
一方、惜しくも買えなかった人は「やっぱり(売り切れるの)早いんですよ。早いのわかっていたけど、そんなに早く来られなかったので。今日やっぱりないんだな…残念でした」と話し、訳あり卵をゲットできずちょっと悔しそう。
それもそのはず、農林水産省によりますと、5月11日から13日に全国のスーパーなどで販売された卵1パックの平均小売価格は309円。
これは3月に記録した最高値と同じ水準で、卵の高騰が続いています。
チキンライスの上にのった、ふわふわのオムレツ。
ナイフで切り込みを入れるとオムライスの完成です。
オムライス専門店「オムライスのひまわり」では、多い日で1日に卵を300個使用するといいます。
オムライスのひまわり・村田勇一店長:
オムライスの専門店なので、お客さまが何を頼んでも、たまごの値上がりは正直、直撃している感じですね。
高騰しているのは卵だけではありませんでした。
オムライスのひまわり・村田勇一店長:
たまごとタマネギ、ニンジン、あと鶏肉。食品全体的に上がっているので。
こちらの店ではオムライス1皿に3個の卵を使用。
かつて“価格の優等生”と呼ばれた卵の高騰の影響は避けられません。
オムライスのひまわり・村田勇一店長:
いろんな物が物価高で上がってるんですけど、たまごの値上がりがやっぱり一番つらいです。
そんな中、20日に千葉・山武市にオープンした激安スーパー「トライアル」で卵売り場を取材すると、一番安い卵は10個入り1パックが税込み213円となっていました。
来店客は「安かったです、今300円とかするじゃないですか」「たまご安かったです。200円ちょっとだった気がします。たまごは安い」「たまご買った、安かったから。198円でしたね」と話しました。
卵の高止まり。
現在の価格に中東情勢の影響は反映されていないとみられますが、一部の業者からは「包装資材の仕入れに不安がある」との声も上がっています。